目次
第1章 シェイクスピア研究とは何か(シェイクスピア研究の現状;シェイクスピア時代の批評;18世紀と19世紀の批評;20世紀の批評 ほか)
第2章 シェイクスピア批評と研究論文のガイド(シェイクスピア研究の範囲;書誌と参考文献のガイド;文学史;校訂本 ほか)
著者等紹介
北川重男[キタガワシゲオ]
1933年生まれ。専攻はシェイクスピア及びルネッサンス期英文学。現在、成城大学文芸学部教授
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感想・レビュー
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viola
6
3,4回目の再読。シェイクスピア研究をしてみたいと思った段階で1度読み批評方法を学び、研究を始めてから主要な研究を押さえておくためにまた読むべき1冊です。恐らく世界の文学の中でシェイクスピアの研究(参考文献)が最も豊富でしょうし、吟味して行かないと日本語資料だけでも読み切ることは不可能であり、意外と「主要な研究」を自力で探し出すのは相当量同じテーマのものを読まないと分からないため重宝します。ただ、翻訳が原文でどの構文を用いているのかが分かるくらいの直訳であることが難点。勿論英語の専門書が殆どです。2011/11/19
ヴェルナーの日記
0
シェイクスピア研究といっても、その幅は多岐・多量に渡っていて、どこから手を付けたら良いのか、わからない人のため。または参考文献が判らない人のための本となっている。 「歴史批評・ジャンル批評・言語分析・心理分析・神話批評・本文批評」など、その分野における代表的な参考文献の紹介と簡単な解説が著述されているので、研究者にとって非常に助かるのだが、その文献のほとんどが日本語訳されておらず、原文で読まなければならないこと。さらに現在に至っては非常に入手困難な著作が多分に含まれていることが残念である。2013/02/08