内容説明
本書は、身近な、等身大の女性たちを紹介したものです。現在のフェミニズム運動や政治の世界における女性たちの活躍振りに触れ、歴史を追ってゲルマン神話の時代から、中世のキリスト教、手工業の興隆期、マルティン・ルターの宗教改革、バロック宮廷文化、啓蒙主義、ロマン主義、市民階級の台頭、産業革命と都市への人口集中、第一次女性運動、社会主義運動、ワイマール共和国時代、ナチズムと第二次世界大戦、その後の東西両ドイツへの分断の時代など、それぞれの時代の刻印を帯びた女性や事象を捉えて紹介しています。
目次
1 現在(フェミニズムという戦略―闘うジャーナリスト アリス・シュヴァルツァー;現代ドイツの女性政治家;壁は崩壊し、しかも今なお立つ―新しい民主主義国家のなかにおける東ドイツ女性たちの経験から)
2 歴史(二人の王妃の争い―プリュンヒルトとクリエムヒルト;ビンゲンのヒルデガルトとその神学;魔女狩りの犠牲者;宗教改革時代の女性たち ほか)
著者等紹介
河合節子[カワイセツコ]
日本獣医畜産大学教授
野口薫[ノグチカオル]
中央大学教授
山下公子[ヤマシタキミコ]
早稲田大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。