内容説明
“カティンの虐殺”―それは第二次大戦に於けるソ連の恥部だった。当時ソ連軍はカティンの森でポーランド人将兵1万5千人を虐殺、その事実をひた隠しにしていた。だが、その秘密が暴かれそうになったのだ。政府の要職に12人のソ連スパイが潜入していることを知った英国が、その見返りに“カティンの虐殺”を公表するとソ連に脅しをかけたのだ。かくて英米ソの3国間で凄絶なパワー・ゲームが始まった…。鬼才クーパーが現代史に斬り込む国際謀報小説。
“カティンの虐殺”―それは第二次大戦に於けるソ連の恥部だった。当時ソ連軍はカティンの森でポーランド人将兵1万5千人を虐殺、その事実をひた隠しにしていた。だが、その秘密が暴かれそうになったのだ。政府の要職に12人のソ連スパイが潜入していることを知った英国が、その見返りに“カティンの虐殺”を公表するとソ連に脅しをかけたのだ。かくて英米ソの3国間で凄絶なパワー・ゲームが始まった…。鬼才クーパーが現代史に斬り込む国際謀報小説。