内容説明
卑弥呼にはじまった中国との交流、その友好の歴史の中心は実は仏教であった。いま、日中友好仏教協会会長である著者が、日中間の仏教徒の住来を中心に、いまも消えぬ日中仏教友好の深い縁を語る。
目次
1章 仏教伝来以前の日中交流(秦の始皇帝と徐福;邪馬台国と卑弥呼の問題)
2章 仏教の日本伝来
3章 聖徳太子の三宝興隆と遣隋使
4章 奈良・平安朝の日唐交流(遣唐使の派遣;憧れの唐の都長安;我が国分寺と隋唐の官寺;東大寺大仏の源流)
5章 宋代文化と入宋僧(日宋文化の交流;源信僧都と北宋仏教;南宋の仏教と我が入宋僧)
6章 鎌倉時代の渡来僧
7章 元の仏教と彼我の交流
8章 明の仏教と彼我の交流
9章 清朝の仏教と彼我の往来
10章 明治大正における日中仏教の交流(民国革命以後の中国仏教;日本仏教徒の仏蹟巡礼;中国からの留学生;東京大震災と中国仏教の救援活動;東京の東亜仏教大会開催;日本仏教代表団答礼の訪中)
11章 昭和時代の日中仏教の交流(昭和の開幕;私の古蹟調査にちなんで;戦時下の日中仏教交流;敗戦以後の日中仏教;日中友好仏教協会の発足;中国仏教協会訪日友好代表団の来訪)
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