出版社内容情報
なぜ老舗企業は年月を経て老舗となり、またその後も老舗であり続けていることができるのでしょうか。日本を代表する老舗の事例を紹介しながらその秘密を探ります。
内容説明
なぜ、老舗企業は年月を経て「老舗」となり、その後も「老舗」であり続けていることができるのだろうか。日本を代表する老舗企業7社の事例を紹介しながら、マーケティングの視点から、その謎を解き明かす。
目次
老舗とは何か
老舗のマーケティングの特徴
和魂洋才(木村屋總本店)
地域密着型マーケティング(白謙蒲鉾店)
コアコンピタンスに基づいた製品開発(榮太樓總本鋪)
顧客の生涯価値(山本海苔店)
ブランディング(千疋屋総本店)
ジングル(文明堂)
伝統の継承と進化(佐藤養助商店)
老舗企業の今後の課題
老舗から何を学ぶか
著者等紹介
鶴岡公幸[ツルオカトモユキ]
1962年生まれ。横浜市出身。キッコーマン(株)、(財)国際ビジネスコミュニケーション協会、KPMGあずさ監査法人を経て、2005年より宮城大学食産業学部勤務。2011年同フードビジネス学科教授。ロータリー国際親善奨学生として、インディアナ大学経営大学院に留学。同校にてMBA取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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超運河 良
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過去から一貫して同じ製品を販売し続けることができるのは、ブランド力による消費者のイメージが心に入り込んでいる。ブランドの裏にある信念に沿って長年忠実に消費者に対し確実に価値を与え続けてきた結果。製品は同じでも販売の仕方は時代に応じてマーケティングを変える事で顧客の創造を続けている。ブランド力があるとイノベーションなのどの影響は受けず顧客満足度もブランド力でカバーできるので一貫性がさらに強くなっていく!ブランドの裏にあるもう一つは徹底したこだわりと職人の技が支えている。販売とブランド力は最高の組み合わせ!2015/11/27