内容説明
フラット型組織、カンパニー制のあり方からERP、EVAの活用法まで、企業の戦略的アクションを実現するための、組織制度の設計・導入の勘所を明快に解説。
目次
第1章 組織とは(組織とは;組織設計の考え方)
第2章 組織設計のプロセス(プロセスの基本設計;個別ステップの展開)
第3章 現代の戦略的組織制度(組織の時代;現代の組織戦略;現代の戦略的制度)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ireadertj
3
若干、内容的には昭和、平成感はあるが、体系だって、組織設計のプロセスを学ぶにはよい。2020/01/23
人工知能
3
そもそも組織とは?組織の要件と、それを形成する条件は何か?何を考慮して決めないといけないのか?そういったことを考えるのにいい本だった。少し古さを感じてしまう部分も少なからずあったとはいえ、本質はいまも変わらないはず。組織の骨格、プロセスの設計、人材の配置など、戦略とは違いロジカルに考えても1体1に紐付かないのが組織論とはいえ、ここに書かれていることはもれなく検討したい。また移行期間やプロジェクトメンバーの選び方など、いかに進め方の部分で工夫するかも大きなポイントだと認識した。2018/08/17
ヒデアキ
1
戦略策定概論とセットで読んだ。 組織はなぜ形成されるか?企業活動にはどのような意味合いをもたらすか?人材を活性活用する為の制度設計で留意する点やプロセスを詳細に記載している。内容は2000年前後のものが多く、20年越しにようやく現代のスタンダードになりつつあるものが多いので、制度設計などが浸透するのは非常に時間がかかるということだ。2021/02/27
Darkhorse_2013
0
組織論の基本を抑えて組織変革の実践的ノウハウが記述されている。やや大企業向けなきらいはあるが、個別のエッセンスとして実務で使える説明も多く、役に立つ。後半は当時の時事ネタであり、賞味期限切れとなってしまっている。ただ、こういった組織ケーススタディはいつの時代も有益なはず。類書も見当たらず、改版が待たれる。2016/10/13
かわチラ
0
ちょっと古いけど、組織設計に関する考え方や論点が分かり易く整理されている。見た目は学術本っぽいが、著者は著名なコンサルタント。さすがに実務の目線で書かれていて実践的。2016/04/13