内容説明
日本超最大のオーガニゼーションである中央官庁。最も優秀な人材が集まっているといわれる組織。その中央官庁に官僚制度の歪みがあらわれている。戦後50年の間に積もったその歪みを、行政のメカニズムの長所も短所も知りつくした元官僚が構造的に分析する。大転換期にある日本の中枢・官僚組織を蘇らせる実現可能な本格的官僚制度改革論。
目次
官庁の現状維持志向は何が原因か
スペシャリストかゼネラリストか
上級官僚たちの発想と行動
政治家と官僚たちの力関係
国会審議における官僚の役割
法案作成と所官争い
予算編成における各省庁の攻防〔ほか〕