内容説明
かつて、日本全国に見られた「国鉄の風景」は、その後どのような変遷をたどったのか。定点撮影によって、昭和と現在との変貌ぶりを比較する。
目次
1章 駅(出発前の確認「タシカニ」―鉄道近代化とともに姿を消した駅の標語;都市化に消えた貨物駅―貨物輸送の集約化とともに廃止された駅 ほか)
2章 線路(支線なのに本線の不思議―盲腸線が本線を名乗るのにはわけがあった;幹線と地方交通線の謎―国鉄再建法で分類された、幹線と地方交通線 ほか)
3章 施設・運転(腕木式信号機のある風景―昭和の鉄道風景に欠かせないチャームポイント;タブレットの交換―ローカル線近代化とともに消えていった鉄道原風景 ほか)
4章 車両(蒸気機関車の似合う駅―蒸気機関車が日常に溶け込んでいた最後の日々;旧型客車列車のある風景―スピードはなくとも旅情は豊かだった旧型客車列車 ほか)
著者等紹介
二村高史[フタムラタカシ]
昭和31年東京生まれ。東京大学文学部卒。卒業後はシベリア鉄道経由でヨーロッパに行きイタリア語習得に励む。その後、塾講師、パソコン解説書執筆、日本語教師などの職業を経てフリーの物書きに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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