内容説明
異常気象、大水害、水不足、水紛争…。「川」「水」に関わる問題が世界中で頻発している。経済成長、都市化に伴う急激な環境変化は、人間と川との関係を変貌させ、問題にさらなる拍車をかけた―。国内外の河川を歩き続けた河川学者が、川の戦後史を通じて“川を考えるヒント”を提言する。
目次
第1章 水(21世紀の日本の川と水ヴィジョン試案;地球の水危機と土木技術者)
第2章 歴史(20世紀文化と土木技術者;日本の国土史と風土 ほか)
第3章 世界の川、日本の川(河川学から見た常願寺川;世界の河川から見たナイル川)
第4章 哲学―国土論(水・農村と都市;土木学と国土論 ほか)
第5章 最終講義(戦後日本の河川を考える―東京大学最終講義;21世紀の河川を考える―芝浦工業大学最終講義)
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