内容説明
国際建設市場におけるプロジェクトの遂行には、どのような点に留意しなければならないのか、また、どのようなマネジメント理念が求められるのだろうか。建設産業に関わる日本の企業が基盤としている現行のマネジメント理念を、国際建設市場の実態と照らし合わせた場合、どのような問題点が浮き彫りにされるのか。本書は、これらの問題点を掘り下げるとともに、我々、日本企業が、国際建設市場においてプロジェクトを遂行するために必要とされる、マネジメント技術とシステムの構築について記したものである。
目次
第1章 序論
第2章 国際建設プロジェクトと日本の建設マネジメントの特性
第3章 国際建設プロジェクトの組織と人材育成
第4章 国際建設プロジェクトのマネジメントシステムの構築
第5章 国際建設プロジェクトのマネジメント技術と実践
第6章 国際建設プロジェクトの現実と建設市場開放の課題と対策
第7章 新たな建設産業構造の確立とプロジェクトマネジメント技術
著者等紹介
草柳俊二[クサヤナギシュンジ]
工学博士。専門は国際建設マネジメント。1944年生まれ東京育ち。’67年武蔵工業大学工学部土木工学科卒業。’67年大成建設入社。’74年まで大阪支店勤務、主に都市土木プロジェクトに従事。’74年より国際事業に従事。インドネシア、ナイジェリア、インド、コロンビア等のプロジェクトに勤務。’80年から81年米国企業にてプロジェクトマネジメントに関する研究に従事。’86年より国際事業本部の契約管理部プロジェクト室長、土木部技術室長、土木部長、営業統括部長、国際事業本部本部次長を歴任後2000年退社。現在、建設企画コンサルタント、英国工営に技術顧問として勤務。’96年土木学会論文賞受賞。’96年工学博士取得(東京大学)。土木学会フェロー会員、米国建設学会(ASCE)正会員、PMI(Project Management Institute)会員。’99年より武蔵工業大学非常勤講師(コンストラクションマネジメント)
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