内容説明
35周年記念論集。古代・中世・近世・近代と続く、民衆史概念の再検討を課題に、清新かつ豊かな“民衆像”の再構築を検証、考察する!15篇の書き下ろし論文を収録。
目次
古代の子どもと信仰―地蔵菩薩と道祖神
粉河寺草創・利生譚の検討
将家・兵の家・党
棟梁制武士団成立・展開期の武士と民衆―十一、十二世紀前半の軍事力・軍事構成と民衆
中世成立期の杣山をめぐる地域的構造
鎌倉期の淡路国大田文と住民の動向
土地売買成立環境と悪党―土地売券分析による試論
中世荘園における領主支配と荘民生活―『看聞日記』を読む
上杉憲実の実像と室町軍記―『鎌倉大草紙』『永享紀』をめぐって
近世・「水子」をめぐる問題〔ほか〕
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