感想・レビュー
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Nishihata Maya
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そう言えば五味川純平のこの小説は、佐藤優が鈴木宗男事件で牢に入った時、真っ先に取り寄せて読んだ書物なのだった/五味川純平『戦争と人間』第三章「劫火の狩人」第一部+第二部/この巻では、綏遠事件(1936年)→西安事件(同年)→国民党三中全会(1937年)→盧溝橋事件・日中戦争勃発(同年)→通州事件(同年)→第2次上海事変(同年)→蒋介石「最後の関頭」演説(同年)→南京大虐殺(同年)をめぐる、日本財閥、民間人、軍人、在満日本市民、満州浪人、中国抗日運動家たちの群像劇を描き出す。2013/03/02