別れの谷―消えゆくこの地のすべての簡易駅へ

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別れの谷―消えゆくこの地のすべての簡易駅へ

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784380180088
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

「別れの谷」という悲しき名を背負いそこに生まれた駅は、もはや皆からは忘れられ、跡すら残すことなく、消え去ろうとしている……「わたしのことを記憶しつづけていてください」



夢から覚めたとき、それは見捨てられた駅が話しかけてきたのだと思った。この小説はそんなふうにして生まれた。

だから、二人の男、それから二人の女をめぐるエピソードより成るこの小説の本当の主人公はあの簡易駅なのだ。

「別れの谷」という悲しき名を背負ってそこに生まれた駅は、もはや皆からは忘れられ、跡すら残すことなく、 ひとり消え去ろうとしている…… ( 作者のことばより )


プロローグ

秋――別於谷の詩人

夏――別れの谷

冬――帰路

春――指

エピローグ

著者の言葉

作品解説

林哲佑[イム・チョル]
著・文・その他

朴垠貞[パク・ウンジョン]
翻訳

小長井涼[こながい・りょう]
翻訳

著者等紹介

イムチョル[イムチョル]
林哲佑。1954年全羅南道の莞島郡平日島という小さな島で生まれる。1973年、光州の高校を卒業し全南大学英文科に入学。除隊後すぐに光州民主化運動が勃発、そのときの体験を小説に描く。1981年、『ソウル新聞』の懸賞に短編「犬どろぼう」が当選し、文壇に登場。「父の土地」で韓国日報創作文学賞、「赤い部屋」で李箱文学賞、『春日』で丹齋文学賞、『百年旅館』で楽山文学賞、『別れの谷』で大山文学賞などを受賞。『あの島に行きたい』は映画化された

朴垠貞[パクウンジョン]
韓国・ソウル生まれ。韓国の建国大学を卒業。日本の富山大学人文学部大学院を経て、広島大学文学部の大学院で言語学を学ぶ(文学博士)。第7回静岡翻訳コンクールで大賞を受賞し、静岡大学で学びつつ翻訳をはじめる。現在、建国大学で日本語を教えるかたわら韓国文学翻訳院で学び、小説の翻訳に取り組んでいる

小長井涼[コナガイリョウ]
1989年、静岡県生まれ。静岡大学大学院人文社会科学研究科修士課程修了(文学修士)。日本大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。専攻は日本近代文学。現在、錦城高校非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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