目次
原子力は人殺し産業だ(「まえがき」にかえて)
第1章 台湾の被曝者を追う
第2章 原発銀座、若狭の被爆者
第3章 被曝棄民の群れ
第4章 恐怖のプルトニウム輸送
第5章 ルポ・下北原子力半島
第6章 北海道に出現した泊原発
原発のない社会こそ世界を救う(あとがきにかえて)
著者等紹介
樋口健二[ヒグチケンジ]
日本写真芸術専門学校副校長、フォトジャーナリスト育成に努めている。日本写真家協会会員、世界核写真家ギルド会員、日本広告写真家協会学術会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
2
副題からしても、原発に殺されたり、病に臥す人が500,000人を超える方々がおられる。東京一極集中や、物質的豊さは原発の現場労働者への悔恨の念、感謝の念が必要であろう。エネルギー、人間の安全保障、環境問題、と、時代を写す写真多数で、ページをめくるのも憚られる。桁違いの下請け労働者(236ページの昭和62年の表)。巻末の原発安全神話教育も文科省や教育委員会当局の責任だろう。マスコミでない真のジャーナリスト魂が読者に迫力をもたらし、原発への憤りがこみ上げてくる。2012/09/10
Miki Shimizu
1
原発で働く人にインタビューした本。地元に仕事が!という触れ込みで原発はできる。しばらくは結構収入の良い仕事ができるかも。でも、被曝して、体調が悪くなったり、病気になったり、死んだりする。その時は、放射能が原因だって証明されないし、労災も何の保障もない。なんかなー。働く人のことなんも考えてないところが意味わからん。私たちのような下々のものは使い捨てって考えてるのかなー?2015/09/25