内容説明
ヤマト王朝による一元支配という「幻想」を破砕し、「九州王朝説」を理論的・資料的に完遂する決定的な論考の登場!邪馬台国の本質を正確に位置づけ、国号「日本」に到る九州と大和の長大な統一劇を一挙に読ませる。
目次
第1章 『隋書〓(つい)国伝』から見える九州王朝
第2章 九州の夜明け
第3章 「邪馬台国」への道
第4章 海上の道
第5章 江南の神仙思想や道教に由来する「三角縁神獣鏡」
第6章 騎馬系民俗の渡来
第7章 大和王朝の反乱と大和の百済系王朝の出現
第8章 蘇我氏の強大化と激化する百済、新羅代理戦争
第9章 白村江以後の歩み
著者等紹介
田口利明[タグチトシアキ]
古代史研究家。1941年、埼玉県に生れ、高校卒業後、上京。1965年3月、東京大学法学部を卒業し、同年4月、東京電力株式会社に入社。主に、電力設備用地関係業務に従事し、1999年、部長職で退職。同年6月から、子会社の東新ビルディング株式会社に入社、取締役、常務取締役を経て、2006年6月末から、同社顧問。ここ10数年、古代史の研究に没頭、岡山市の考古学研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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