内容説明
貴族といえば道長。満月のような満足への足どりを見ると、平安貴族の内実がわかる。
目次
独身貴族はウソの貴族?
小野家なんかつぶしてやる!
高級貴族の子の勉強は?
貴族にもピンからキリまである?
貴族の収入はなんできまる?
モテる男はくたびれる
もっと出世したかったら?
まず娘を、そして孫は男の子を!
ぼくも結婚しなくっちゃあ
道長のこしらえたタコ足配線
早とちりの大失敗
満月のように満足
殿上人の昼
殿上人の夜
内裏の住みごこちは?〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
粋
7
児童書なので読みやすいし、分かりやすい。しかし、道長のタコ足配線、やりすぎでは…(苦笑)近親婚で弊害とか出なかったのかな!?あとがきで貴族は今の政治家とかなり違うと書かれているが、内容を読んでいくと同じに感じてしまうのだが…(苦笑)2022/06/17
HTたまにYN@ぬ 積読消化中
0
1989年読了。ほぼ最古の読書記録?2007/01/01
吉久博文
0
貴族は、日々タタリに恐れて毎日生活してたんだと思った。 藤原道長も晩年はストレス溜まってたんだろうなぁ。2014/02/09
ipusiron
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2004/9/?読了
ビシャカナ
0
平安時代の貴族の暮らしぶりを解説。風を遮る壁もない家に住み、10キロもある十二単衣を着て、匂いはお香でごまかす。穢や物忌みも重要視されて、しきたりと迷信に縛られながら暮らした。政治をするのは朝早くから行うから朝廷や朝議と呼ばれたが、貴族の頭にあるのは異性にモテるための和歌や、出世して金持ちになるために子を良家に嫁がせることや、地方役人の受領になること、そんな貴族も地方の荘園を守るための武装集団が武家となり、やがて武家政権となると、貴族は落ちぶれて、蹴鞠や和歌を教えるバイトで食いつなぐ事になる。2024/06/20