内容説明
ビブリオバトルとは、小学生から大人までできる“本の紹介コミュニケーションゲーム”です。ビブリオバトルのルールや、子どもたちが楽しむための留意点などを、子どもたちと司書とのやりとりで紹介します。小・中学校や公共図書館などでの実践例も紹介。開催当日の様子や、子どもたちの感想などを載せています。ビブリオバトルに初めて挑戦する子どもたちはもちろん、ビブリオバトルの導入を考えている先生や学校司書、図書館司書の方も活用できる情報が満載です。
目次
第1章 どうしてビブリオバトルなの?(ビブリオバトルの魅力)
第2章 どんなゲームなの?(オススメの本を持って集まる;時間制限は5分 ほか)
第3章 楽しいビブリオバトルのためのヒント(自分で本を選ぼう;桐山さんメモ(本選びのわけ) ほか)
第4章 ビブリオバトルをやってみよう(小学校;中学校 ほか)
著者等紹介
谷口忠大[タニグチタダヒロ]
1978年、京都府京都市生まれ。京都大学大学院工学研究科精密工学専攻博士課程修了。立命館大学情報理工学部知能情報学科准教授
粕谷亮美[カスヤリョウミ]
宅配書店サンタポスト主宰。ライター。ビブリオバトル普及委員
しもつきみずほ[シモツキミズホ]
イラストレーター、マンガ家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さつまおごじょ
2
先日図書館で初めてビブリオバトルを観戦。存在は知っていたけれど、実際に見るとより面白かったので、図書館員さんにビブリオバトルについての本をおすすめしていただきました。発表者はより深く自分の好きな本について考える機会を、観戦者は全く新しい本に興味をもつ機会を得られる場です。「好き」を伝える情熱。本を通じて人を知ること。教育現場のみならず、色んなところでコミュニケーションのきっかけを生むのではないかなと思いました。今度は発表者にもなってみたいな!2014/08/25
嶋哉
0
図書館所蔵。同じタイトルの本が二冊あり、こちらは図書館版となります。イラストがメインの前半には分かりやすく流れが、文章・写真の豊富な後半では学校などで実践する場合の注意点や各学校・図書館での実施例が掲載されており、小学生から指導する立場の方まで幅広く読める本となってました。 ビブリオバトルは読書の機会を増やす効果はあると思います。ただし投票で上位に入る本は、集団によっては紹介者の腕ではなくその本のジャンルや知名度によって決まると感じたので、投票結果ではなくどんな本が紹介されてかを重視したいと思いました。2014/10/27