出版社内容情報
図書委員長になった小学6年生の陶子は、
読みやすい「図書だより」づくりに取り組むことになった。
でも、いつも相談にのってくれる千絵梨の様子がおかしい。
家のことで心配ごとがあるみたい……
ちがいすぎると、友だちでいられないの?
みんな自分らしくいるには、どうしたらいいの?
陶子のたどりついた答えとは――。
【目次】
目次
ひみつの交換ノート
図書だよりは読まれない?
千絵梨と琉生くん
消えたノート
シンボルマークに
世界はデザインであふれている
すれちがい
読み書きがむずかしい?
手紙とフォーマット
琉生がいない!
ぼくはぼく
千絵梨の思い
りんごの棚
森のカフェへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
89
児童書。ヤングケアラー、ディスレクシア、りんごの棚、友情▽鷹野陶子(とうこ)は鈴木千絵梨(ちえり)と親友で「交換ノート」をずっと続けている。6年生になった陶子は図書委員長になって図書だよりをだそうと奮闘する。でも読みにくいと指摘され悩む。千絵梨は家事や家族のことが大変になりお互いにすれ違い、交換ノートも続かなくなる。「共通点がないと友達になりにくい」▽いい大人との出会い、お互いを思いやる勇気がある友人がいてよかった。AIマスクを避けて絵本を入れるとか、色々かんがえたんだろうな。2025.10刊2026/01/18
なななお
19
タイトルの『図書だより…』に吸引力を感じて手に取る。そうそう、文字ばっかりの図書だよりは誰も読まないし、折角いいこと書いていても読まれなければ紙くずと同じ。親友との関係、その弟との関係で、「文字が読める人ばかりが図書室に来るわけではない」と気づき、図書だよりに改良を加えていく主人公。スゥエーデン発の『リンゴの棚』の事も知らなかったので、とてもいい気付きを得ました。2025/12/04
雪丸 風人
16
文句なしに優良図書。主人公は本好きの六年生です。図書だより作りにのめり込む彼女が、周囲とのさまざまな関わりを通じて、広く伝えるうえで欠かせない姿勢を学んでいきます。友だち関係に役立つエピソードが溢れていますね。ときにはあえて距離を詰めず、時間を置いたほうがいいこともあるというくだりにはハッとさせられました。実在する素敵な作品がたっぷり紹介されているところも見どころ。障害への考え方や向き合い方にもストンと腑に落ちるものがありましたよ。主人公の心に宿った夢は応援せずにいられない!(対象年齢は10歳以上かな?)2026/01/12
Mayuko Kamiwada
9
6年生の陶子と千絵梨は友達。ひみつの交換ノートに自分の好きなことを書くことを楽しみにしている。あるとき、家の事情で今までのように千絵梨と一緒にいる時間が少なくなり・・・。陶子は友達のことや委員会での仕事のことなど様々なことに悩みつつ、どうしたら解決できるか奔走する。また千絵梨は家族のことで悩みつつも、一人で頑張ろうとする。6年生なりに自分たちで解決しようとする姿は読んでいてグッときた。読書バリアフリーにも触れていたので、本書を通して子どもたちにも認知していけたらと思う。2025/11/21
えびー
6
高学年に。主人公は6年生の陶子。図書だよりを作りたかったから、思い切って図書委員長になった。仲良しの千絵梨とは秘密の交換ノートを書いている。でも最近千絵梨の様子がおかしくて…。テーマは友情・ヤングケアラー・読み書き障害・バリアフリー。内容てんこもりなのに読みやすく、とても良い本だった。「字を読むのが苦手な子の視点に立った図書室づくり」という点で考えさせられた。買いたい。2025/10/28




