母の国、父の国

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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784378015606
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

少女は、この国で、目立った。
そのために、のけものにされたり、けなされたりすることもあった。
壮絶ないじめに耐えつづけた小学生時代。世間にプライドを踏みにじられた中学生時代。うそと裏切りにまみれた恋に苦しみ、母に対する憎しみを覚えた高校生時代。
苦悩の海を越え、絶望の果てに訪れたその国で、少女を待っていたものは―――。


「1行目を書き始めたらやめられなくなって、寝食を忘れてそのまま最後まで書き切ってしまった。まるで主人公が私に乗り移っているかのように。物書きになってかれこれ40年が過ぎましたが、このような経験は滅多にできるものではありません。この作品の主人公とは、境遇も経歴も性格も異なる私なのに、書き上げたとき『この少女は私だ』と、思いました。彼女の流した涙、彼女が付けられた傷、彼女の闘い、彼女の旅立ち。あなたにもきっと、身に覚えがあることでしょう。今、心の傷を抱えて生きるすべての子どもたち、そして、かつて子どもだったすべての大人たちに本書を捧げます。」―――ニューヨーク州の森の仕事部屋より、小手鞠るい

内容説明

少女は、この国で、目立った。そのために、のけものにされたり、けなされたりすることもあった。壮絶ないじめに耐えつづけた小学生時代。世間にプライドを踏みにじられた中学生時代。うそと裏切りにまみれた恋に苦しみ、母に対する憎しみを覚えた高校生時代。苦悩の海を越え、絶望の果てに訪れたその国で、少女を待っていたものは―。

著者等紹介

小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年3月、岡山県備前市に生まれる。高3まで岡山で過ごし、大学時代から10年間、京都で暮らす。その後、インド旅行を経て、東京へ。1992年からアメリカ東海岸ニューヨーク州在住。森の中で、動植物と木々に囲まれて暮らしながら、小説、児童書などを書いている。絵本から大人向けの作品まで、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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モルク

123
日本人と黒人とのハーフの女の子エミリ。彼女は父を知らない。。そして母は新しい恋人と結婚するためにエミリを捨て、エミリは義理の叔母に育てられる。何をやっても目立ってしまうエミリ。壮絶ないじめにあい、世間からは差別を受け、恋も裏切られる。それでもエミリだからこそ辛い気持ちを抱えた人を理解できる。日本人は自分達と異なった姿形の人を排除する、白人なら受け入れるが黒人はダメ、これが日本の慣習。悪しきものだが気づかず直す気のない人も多い。最近は少しはよくなったけど、少しじゃ駄目なんだよ。児童書コーナーにあったが良書。2023/01/19

ゆみねこ

90
日本で生まれ育ったエミリは勉強もスポーツも秀でているのに、肌の色が違うことで壮絶なイジメに遭う。日本人として、恥ずかしくなるような差別する人々。エミリを育ててくれたかすみさんが居てくれて良かった!とても考えさせられました、小学校高学年以上の皆さんにお薦めです。2022/09/04

chimako

86
近くの空地で太鼓を叩く背の高いアフリカ系の男性を見かけたことがある。しなやかな体つきと独特の太鼓の音色、カラフルな洋服。カッコいいなぁと思いつつ一度も声をかけずにいたらいつしか姿が見えなくなった。あの時私は珍しいものを見るような目付きではなかったかと自省する。もっと気軽に声をかければよかった。so cool!と一言だけでも。黒人は目立つ。この物語の主人公エミリも目立つ少女だった。たくさん嫌な思いもしたし、恋人だと思っていた少年には汚ならしい言葉を投げつけられた。母の愛と自らの強さで生き抜く。素晴らしい。2022/11/22

けんとまん1007

70
自分のルーツを考える。両親がいて、その両親がいて・・・これまでの環境があて、今の環境があって・・・明日に繋がる。外見からくるもの、指向性からくるもの、いろいろある。その中で、前を向いていくことを考えざるを得ない。少しのきっかけが、大きな違いになりうるということを考える。2022/10/21

しゃが

68
黒い肌のえみりの母の国は日本、父の国はドミニカ。母からは見捨てられ、父は会ったこともない。学校ではいじめにあい…、理不尽な肌の色で差別や偏見を乗り越え、悩める子どもたちに手助けをするまでに…。日本語の白と黒へのイメージにもきっと傷つく人はいるのだろうと目から…だった。小手鞠さんらしい作品で、エミリ・ディキンスンの詩集も読んでみたい。2022/09/06

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