出版社内容情報
少女は、この国で、目立った。
そのために、のけものにされたり、けなされたりすることもあった。
壮絶ないじめに耐えつづけた小学生時代。世間にプライドを踏みにじられた中学生時代。うそと裏切りにまみれた恋に苦しみ、母に対する憎しみを覚えた高校生時代。
苦悩の海を越え、絶望の果てに訪れたその国で、少女を待っていたものは―――。
「1行目を書き始めたらやめられなくなって、寝食を忘れてそのまま最後まで書き切ってしまった。まるで主人公が私に乗り移っているかのように。物書きになってかれこれ40年が過ぎましたが、このような経験は滅多にできるものではありません。この作品の主人公とは、境遇も経歴も性格も異なる私なのに、書き上げたとき『この少女は私だ』と、思いました。彼女の流した涙、彼女が付けられた傷、彼女の闘い、彼女の旅立ち。あなたにもきっと、身に覚えがあることでしょう。今、心の傷を抱えて生きるすべての子どもたち、そして、かつて子どもだったすべての大人たちに本書を捧げます。」―――ニューヨーク州の森の仕事部屋より、小手鞠るい
内容説明
少女は、この国で、目立った。そのために、のけものにされたり、けなされたりすることもあった。壮絶ないじめに耐えつづけた小学生時代。世間にプライドを踏みにじられた中学生時代。うそと裏切りにまみれた恋に苦しみ、母に対する憎しみを覚えた高校生時代。苦悩の海を越え、絶望の果てに訪れたその国で、少女を待っていたものは―。
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年3月、岡山県備前市に生まれる。高3まで岡山で過ごし、大学時代から10年間、京都で暮らす。その後、インド旅行を経て、東京へ。1992年からアメリカ東海岸ニューヨーク州在住。森の中で、動植物と木々に囲まれて暮らしながら、小説、児童書などを書いている。絵本から大人向けの作品まで、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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