内容説明
現在、日本では約6億トンの資源を外国から輸入しています。輸入資源の半分は燃料です。国内では建設に使う砂利などの資源約11億トンを掘り出して、これらを使って生産活動をおこなっています。この生産活動の結果、約12億トンの製品がうみ出されるいっぽう、約4億トンの産業廃棄物がうまれます。生産された製品のうちの約6割の約7億トンが輸出されますが、生産のために出たゴミはすべて国内に残ります。約4億トンの産業廃棄物のうちリサイクルされているのは、現在約1億トンです。わたしたちがこのままのペースでゴミを出しつづけていると、やがて日本はゴミでおおわれてしまいます。いま、社会全体でゴミをへらす活動をしなければならないときがやってきているのです。
目次
第1章 わたしたちの地域社会とゴミ(公共の場所でのゴミ分別;会社や学校でのゴミ分別とリサイクル ほか)
第2章 ゴミから見た外国(地球がゴミにおおわれる;世界の国ぐにとゴミ ほか)
第3章 産業廃棄物とリサイクル(わたしたちのくらしと産業廃棄物;産業廃棄物とリサイクル ほか)
第4章 国や自治体の政策とゴミ(公共工事のゴミとリサイクル;ふえつづける核のゴミ ほか)