隠された証拠が冤罪を晴らす―再審における証拠開示の法制化に向けて

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隠された証拠が冤罪を晴らす―再審における証拠開示の法制化に向けて

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  • サイズ A5判/ページ数 149p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784877987121
  • NDC分類 327.65
  • Cコード C0032

出版社内容情報

刑事裁判では、捜査機関が収集した証拠のすべてが裁判所に提出されるわけではない。しかし「無辜(無実の者)の救済」を制度目的とする再審請求の場面では、すべての証拠が吟味されるべきではないだろうか。本書では、有罪の判決を受けた人が無実を主張して裁判のやり直しを求める「再審請求」という制度の中に、「証拠開示」手続に関する条文を設けることを呼びかける。

はじめに―再審における証拠開示問題とは
シンポジウムへのメッセージ
【第1部 日本の現状を知る――各弁護団による事例報告】
 布川事件/袴田事件/松橋事件/大崎事件/日野町事件/飯塚事件/東京電力女性社員殺害事件/大阪強姦事件
【第2部 外国の制度から学ぶ】
 ドイツ/英米/韓国/台湾
【第3部 法制化へ向けて】
 パネルディスカッション・なぜ再審における証拠開示の法制化が必要なのか/「存在しない」「いや、実はありました……」――行政文書の隠蔽とは別の、もう一つの攻防/立法化への提言?
【付録】
 実例報告集/刑事訴訟法条文

はじめに―再審における証拠開示問題とは(鴨志田祐美)
シンポジウムへのメッセージ(村木厚子)
?
【第1部 日本の現状を知る――各弁護団による事例報告】
 布川事件(佐藤米生)
 袴田事件(戸舘圭之、増山洋平)
 松橋事件(三角恒)
 大崎事件(泉武臣)
 日野町事件(石側亮太)
 飯塚事件(岩田務、野尻昌宏)
 東京電力女性社員殺害事件(鈴木郁子)
 大阪強姦事件(山本了宣)
?
【第2部 外国の制度から学ぶ】
 ドイツ(斎藤司)
 英米(指宿信)
 [コラム]韓国(安部祥太)
 [コラム]台湾(李怡修)
?
【第3部 法制化へ向けて】
 パネルディスカッション・なぜ再審における証拠開示の法制化が必要なのか
 (鴨志田祐美、周防正行、水野智幸、郷原信郎、戸舘圭之)
 「存在しない」「いや、実はありました……」――行政文書の隠蔽とは別の、もう一つの攻防(江川紹子)
 立法化への提言(上地大三郎)
?
【付録】
 実例報告集
 刑事訴訟法条文

日本弁護士連合会再審における証拠開示に関する特別部会[ニホンベンゴシレンゴウカイサイシンニオケルショウコカイジニカンスルトクベツブカイ]
編集

内容説明

捜査側によって繰り返される「証拠隠し」。無実の証拠が隠されたまま、再審の扉を閉ざしてはならない。

目次

第1部 日本の現状を知る―各弁護士団による事例報告(布川事件;袴田事件;松橋事件;大崎事件;日野町事件;飯塚事件;東京電力女性社員殺害事件;大阪強姦事件)
第2部 外国の制度から学ぶ(再審請求審における証拠開示―ドイツ法の視点から;証拠は誰のものか?―英米法の視点から;韓国における刑事再審―誤判救済へ向けた柔軟な対応;台湾:再審請求目的の記録閲覧―位置付けへの第一歩)
第3部 法制化へ向けて(パネルディスカッション なぜ再審における証拠開示の法制化が必要なのか;「存在しない」「いや、実はありました…」―行政文書の隠蔽とは別の、もう一つの攻防;立法化への提言)
付録(再審における証拠開示に関する実例集;刑事訴訟法第4編再審(条文))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だまし売りNo

9
問題は捜査機関が収集した証拠の全てが裁判所に提出される訳ではないことである。警察や検察は自分達に都合の良い証拠しか提出しない傾向がある。これは公平ではない。説明責任を果たさずに決着を付けようとする。そのために却って無用な紛糾を起こすことになる。真相が常に当局発表の裏側にあることは、十五年戦争中の例でも明らかである。 2018/11/17

忽那惟次郎8世

7
丁度先日 袴田事件の再審公判が静岡地裁で始まった。 この本を読了する直前だったので感慨深い。 この本は2018年に日弁連が出した本である 松橋事件などは 2019年の最新で殺人罪について無罪となっている このように2023年の時点ではその後の裁判の行方が分かっているので当時の状況と照応できる  1番の主張は再審における証拠開示の法制化のようだ 再審法は全部で19条しかなく 日弁連は法制化を強く主張している 海外(英国、米国の一部の州)などでは公権力で収集した証拠にアクセスできる法制が整っている。2023/10/30

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