感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
4
著者のお父さんは、こーリン・クラークという経済史の先生ですが、著者本人も経済史を専門にして最近話題になった世界経済史の本になっています。この本は30年も昔の本ですが、上智大学の先生の時に書かれた本で、海外の方が書かれた日本人論としてはまじめな分析で非常によく書かれています。参考文献などもかなり読み込んだように感じられます。2013/05/26
Sanchai
0
日本研究が盛んなりし1970年代の日本研究者の手による1冊。ライシャワーの『ザ・ジャパニーズ』も踏まえて日本人を論じられているので、『ザ・ジャパニーズ』よりも参考にはしやすい。外国で日本と日本人について話す際には参考としやすい内容。今から50年近く前の日本人論だから、今の日本人にそのまま当てはまるとは思えない記述も見られる。今日本研究をされている研究者の著作があると比較として面白いだろう。2021/04/23