内容説明
古いしきたりが幅をきかせる業界を逆手に取る戦略。ウェブではないリアルの世界で、“無料”が可能と証明してくれる本。
目次
プロローグ ゼロからの起業が難しい時代
第1章 「リアルフリー」が“成功する起業”の概念を変える!
第2章 「リアルフリー」の世界で成功するには本能ビジネスがカギ
第3章 リアルフリーステージ1「草創期」―徹底した先行投資で、成長へのドライブを加速せよ
第4章 リアルフリーステージ2「成長期」―爆発する口コミを追い風に、戦線を拡大する
第5章 リアルフリーステージ3「安定期」―2割の“上質”な顧客が8割の利益をもたらす
第6章 リアルフリーステージ4「再変革期」―すべての価格をゼロにしたとき、新しいビジネスが生まれる
エピローグ リアルフリーへの挑戦は今後も続く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤星琢哉
27
ユーザー視点、利他主義、長期的視点、サービス質の強化、資源集中、コミュニケーション。お金を稼ぐことは大切ですが、それ以上に価値あるサービスを世に出せるかが大切でそこにこそ意義を感じるのです。読書メーターも同じことを言えるくらいのサービスにしたい。すぐ読めるのでオススメ。2013/06/19
ハンナ
15
図書館。『フリー』の内容を踏んで、ミュゼプラチナムの創業者がどうやってリアルフリーに近づく戦略を繰り広げているのか…、といった内容。地方から店舗、口コミ、売上を上げていく方法、顧客・従業員のためを思ってのルール作りにはなるほどと思う。レッドオーシャンビジネスでも、先の企業を反面教師にすることでブルーオーシャンになる…ということも納得。しかし、全ての商品をフリーにするために第三者企業を取り込むというあたり、ビックデータの扱いと変わらなくなるのでは?結局は集めた会員にセールスするということ。反発しないかな?2014/03/29
太田青磁
11
格安エステサロン、ミュゼの経営戦略を経営者自らが解説した本。まったく知らない業界の内情が面白かったです。価格破壊をいかに持続的に行いつつ、顧客満足度を高めて行くのか。ドミナント戦略でスーパースター店舗を作らない。社員は固定給で営業による歩合は採用しない。極力、簡便な技術で誰にでもできる施術を目指す。レッドオーシャンの中にこそ、ブルーオーシャンがあるとのこと。成長期から成熟期を迎え、新たな課題も山積しているのでしょうが、ちょっと注目したい企業です。2012/10/13
虹雪
9
戦略もすごいと思うけど、一番はお客を第一に考えているやり方とブレがなくて何十年先のことも見据えている先見の目があること。この人に色々習いたいと思ったくらいに考え方が違います。ミュゼの戦略すごいの一言。最後の出資するとか、一緒にやらないかとか本当に器が違う人だなと思います。セミナーがあれば行ってみたい。2015/11/27
箱入り嫁
2
『フリー』とも『ロングテール』とも違う『リアルフリービジネス』。 すべての価格をゼロにしていったら、 どこで利益をだすのだろうと思ったら、サービス・商品ではなく、 コミュニティそのものから利益を得られたら、 リアルフリーは完成する、と。 現在の日本で、このビジネスモデルを完成させた企業はなく、 著者がゴールへの最短距離にいる、という・・・・ 人々の役に立とうと願う利他の精神と 人々の絆という二大条件が不可欠だ 今の時代にぴったり! 2013/10/10
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