内容説明
がん治療は、最初に選択肢を調べ、何をどう組み合わせるか「最初の設計」が大事。本当のことを知りたい。家族が受けていたがん治療は何だったのか。他の選択肢はなかったのか。患者家族が専門家に疑問をぶつける。
目次
第1章 三大療法でがんは治るのか?(化学療法;放射線療法;手術療法)
第2章 最先端のがん治療―重粒子線治療と抗体医薬品(狙った部位だけを徹底的にたたく重粒子線治療;分子標的薬と抗体医薬品)
第3章 がんと免疫―日本人が知らない西洋医学(ホメオパシーとは何か?;日本の西洋医学は「一部分」にすぎない;問題は「症状」か、「隠れた原因」か?;がんは現代病? ほか)
第4章 免疫細胞療法の今(感染症はがんを退ける;自然免疫を中心とした免疫細胞療法が難航した背景 ほか)
第5章 がんとたたかう人々(わすれられかけたがん・ATL;病気が二重の苦しみを招く ほか)
著者等紹介
勅使河原計介[テシガワラケイスケ]
医学博士・医師。1984年3月、京都大学大学院修了、米国ダートマス大学免疫学教室研究員を経て京都大学「放射線生物研究センター晩発効果研究部門」助教授就任。2003年3月、京都大学退官。2003年4月、リンパ球バンク株式会社取締役就任。腫瘍免疫を中心に研究活動を行い、免疫細胞療法には必須の免疫細胞増殖活性化因子インターロイキン2の受容体の発見者でもある。同僚の大久保祐司医師と共同でナチュラルキラー(NK)細胞の活性化と増殖の両立に世界で初めて成功
荒川香里[アラカワカオリ]
フリーランスライター・編集者。健康・医学系の記事・書籍を中心に取材や原稿作成・編集に携わる。母のがん発症と闘病をきっかけに、がんの治療や体と心のありかたについての取材に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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