出版社内容情報
ふだん自由自在に扱っている(ように感じる)日本語なのに、一旦気になると疑問は尽きない。漢字から平仮名を生み出したのはいったい誰? 「稲妻」はなぜ「いなづま」ではなく「いなずま」か? 「1くみ」「花ぐみ」など「組」が濁ったり濁らなかったりする法則とは? ()【】『』といった多くの括弧をどう使い分ける? ことばのスペシャリスト集団・国立国語研究所が叡智を結集して身近ながらも深遠な謎に挑む、人気シリーズ第2弾。いたって真面目、かつユーモア溢れる解説で日本語研究の最先端が楽しく学べる!
内容説明
ふだん自由自在に扱っている(ように感じる)日本語なのに、一旦気になると疑問は尽きない。漢字から平仮名を生み出したのはいったい誰?「稲妻」はなぜ「いなづま」ではなく「いなずま」か?「1くみ」「ももぐみ」など「組」が濁ったり濁らなかったりする法則とは?()【】『』といった多くの括弧をどう使い分ける?ことばのスペシャリスト集団・国立国語研究所が叡智を結集して身近ながらも深遠な謎に挑む、人気シリーズ第2弾。いたって真面目、かつユーモア溢れる解説で日本語研究の最先端が楽しく学べる!
目次
第1章 若者ことば・話しことばのナゾ
第2章 どうにもモヤッとすることば
第3章 文字にまつわるミステリー
第4章 そろそろ決着をつけたい日本語
第5章 ことばの歴史を探る
第6章 外国人学習者がとまどう日本語
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぁみ
25
前作が大好きで、新書も電書も買って読んだ。二作目が刊行されたことを知らなかったので…知るやいなや飛びつきました(笑)。電書を購入しました。日本語の乱れとかではなく、言葉や表記に関する疑問を解き明かす内容です。実に素晴らしい。誰しも一度は「何でだろう?」と思った案件もきっとありますよ。流し読みしちゃったので、またじっくり再読します!2024/02/22
Kanonlicht
24
稲妻はなぜ「いなづま」ではなく「いなずま」なのか。日本語では音としての「じ、ず」は「ぢ、づ」とは表記しないということを初めて知った。言われてみると確かに気になる日本語のあれこれに、根拠のある答えを出してくれるのがいい。昔からある言葉に新しい意味が加えられていく過程や、アクセントの平板化などを聞くと、数十年後の日本語を想像して危機感を覚えた。現代人が戦国時代にタイムスリップしても会話だけならギリ言葉は通じるらしい、というのが今回一番面白かったトリビア。2024/02/18
カッパ
5
その言葉遣いが合っているかどうかの研究ではない国立国語研究所の方々に敬意を表します。日本語の柔軟性が難しさと面白さを生んでいるのでしょうか?2024/04/03
柿若葉
5
おもしろかった。やっぱり、こういう日本語の本すきだな。句読点の打ち方、()の使い方、むしょがえり、おいてけぼり、1ミリも、目線、くみかぐみか、いなずまの話が印象的。2024/03/26
勝也成瀬
4
前作の「日本語の大疑問」を読んでいたので、第二弾ということで読みました。興味深いものもありましたが、あまり面白くないものもありました。2024/02/19