出版社内容情報
ふだん自由自在に扱っている(ように感じる)日本語なのに、一旦気になると疑問は尽きない。漢字から平仮名を生み出したのはいったい誰? 「稲妻」はなぜ「いなづま」ではなく「いなずま」か? 「1くみ」「花ぐみ」など「組」が濁ったり濁らなかったりする法則とは? ()【】『』といった多くの括弧をどう使い分ける? ことばのスペシャリスト集団・国立国語研究所が叡智を結集して身近ながらも深遠な謎に挑む、人気シリーズ第2弾。いたって真面目、かつユーモア溢れる解説で日本語研究の最先端が楽しく学べる!
内容説明
ふだん自由自在に扱っている(ように感じる)日本語なのに、一旦気になると疑問は尽きない。漢字から平仮名を生み出したのはいったい誰?「稲妻」はなぜ「いなづま」ではなく「いなずま」か?「1くみ」「ももぐみ」など「組」が濁ったり濁らなかったりする法則とは?()【】『』といった多くの括弧をどう使い分ける?ことばのスペシャリスト集団・国立国語研究所が叡智を結集して身近ながらも深遠な謎に挑む、人気シリーズ第2弾。いたって真面目、かつユーモア溢れる解説で日本語研究の最先端が楽しく学べる!
目次
第1章 若者ことば・話しことばのナゾ
第2章 どうにもモヤッとすることば
第3章 文字にまつわるミステリー
第4章 そろそろ決着をつけたい日本語
第5章 ことばの歴史を探る
第6章 外国人学習者がとまどう日本語
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
54
なるほどなあ~。えっ、そうなんだ・・。やはり、言葉は面白いし、奥が深い。日々、何気なく使っているからこそ、興味も湧く。知らなくても、差し障りのないことも多いが、知っていると、その先を知りたくなる。言葉の変化が示すことは、時代だけでなく、その先をも暗示するように思う。2024/11/21
Kanonlicht
29
稲妻はなぜ「いなづま」ではなく「いなずま」なのか。日本語では音としての「じ、ず」は「ぢ、づ」とは表記しないということを初めて知った。言われてみると確かに気になる日本語のあれこれに、根拠のある答えを出してくれるのがいい。昔からある言葉に新しい意味が加えられていく過程や、アクセントの平板化などを聞くと、数十年後の日本語を想像して危機感を覚えた。現代人が戦国時代にタイムスリップしても会話だけならギリ言葉は通じるらしい、というのが今回一番面白かったトリビア。2024/02/18
まぁみ
26
前作が大好きで、新書も電書も買って読んだ。二作目が刊行されたことを知らなかったので…知るやいなや飛びつきました(笑)。電書を購入しました。日本語の乱れとかではなく、言葉や表記に関する疑問を解き明かす内容です。実に素晴らしい。誰しも一度は「何でだろう?」と思った案件もきっとありますよ。流し読みしちゃったので、またじっくり再読します!2024/02/22
おはぎ
9
知的好奇心満たされる素朴な疑問への回答から、実践的な日本語の知識まで。幅広い質問と回答に、日本語、言葉が好きな人間ならば思わず心躍ってしまうような一冊。2024/12/12
もべ
7
①「ムショ帰り」の「ムショ」は「刑務所」の略称ではない。「むしよせば」の略。 ②「ぢ」「づ」が使われるのは、現代人にも明確に複合語とわかる場合のみ。○鼻血、✕稲妻 ③易しい日本語=短い文で、言葉を省略しない言い方をする。2024/08/12