内容説明
困って相談しても、警察は人が死ぬような大きな被害が出るまで対応してくれない―市民のそのような警察不信は根強いが、警察は本当に「事件にならないと動いてくれない」のか?警察の表も裏も知り尽くした元警察官が、被害者の訴えを無視し続けて悲劇を招いた桶川事件や最近の太宰府事件を検証しながら、その実情を分析する。110番・相談・被害届・告訴など警察を動かすルーツの使い方から、不良警察官にあたってしまったときの対処法まで、被害に泣き寝入りせず身を守るための方法も徹底レクチャー。
目次
第1章 「事件でなければ動けません」?(警察をめぐる神話と現実;最大の“警察不信”―事件でなければ動けません ほか)
第2章 動かない理由、動けない理由(いわゆる『民事不介入の原則』の呪縛;現代における“民事不介入の原則”―そもそも存在するのか? ほか)
第3章 警察を動かすツールとその実際(110番通報;初動警察と終局処理 ほか)
第4章 警察アクセスFAQ(警察への相談は、具体的にどこにするのがよいですか?;警察には、どのような時間帯に相談をするのがよいですか?夜間だから、昼間に出直してほしいと言われました ほか)
著者等紹介
古野まほろ[フルノマホロ]
東京大学法学部卒業。リヨン第三大学法学部修士課程修了。学位授与機構より学士(文学)。警察庁1種警察官として警察署、警察本部、海外、警察庁等で勤務し、警察大学校主任教授にて退官。警察官僚として法学書等多数。作家として有栖川有栖・綾辻行人両氏に師事。小説多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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