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出版社内容情報
ヨハン・シュトラウス2世の人気ワルツ2曲をカップリングした、国内版では初めてとなる同曲A5仕様のミニチュア・スコア。
「美しく青きドナウ」は1866年、いわゆる普墺戦争におけるケーニヒグレッツの戦いに敗れ、統一ドイツから排除されることが決定的になった首都ウィーンの重苦しい空気を払拭しようと、最初は男声合唱付きで書かれたもの。オーストリアの第二の国歌と呼ばれるほど国内外で親しまれ、シュトラウス?Uの代名詞的作品となっている。「ウィーンの森の物語」は、「ドナウ」のさらに2年後に書かれたもの。序奏とコーダに登場するツィターが、オーストリアの人々の郷愁を誘う役割を果たしている。楽曲解説には、ワルツの起源、ウィンナ・ワルツの成立、ウィンナ・ワルツの流行、シュトラウス?Uのワルツ、など筆者ならではの総論部分も含まれ、文化史的な背景を踏まえた作品理解に役立つ。国内版では初めてのシュトラウスA5仕様。人気曲2曲の「カップリング」でお買い得。
楽曲解説
楽譜「美しく青きドナウ」「ウィーンの森の物語」
【著者紹介】
国立音楽大学卒業後、高校の音楽教師を経て、ドイツ文学に転向。筑波大学大学院博士課程文芸言語研究科(ドイツ文学専攻)単位取得退学、1996年~1998年ウィーン大学留学。専門はウィーン世紀転換期の文学と文化。現在、早稲田大学、明治大学、学習院大学、武蔵大学、日本女子大学、上智大学非常勤講師。訳書に『ブラームス回想録集』全3巻(共訳、共訳)、ウィーン原典版など。
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- 週刊パーゴルフ 2015/7/28号