内容説明
気鋭の歴史作家として人気を集める著者が、自身の作品の舞台となった関東甲信の四七の名城の魅力を、余すところなく紹介。歴史作家ならではの視点で綴る各城の悲喜交々のエピソードはもちろん、北条早雲・武田信玄・真田昌幸・徳川家康などの英傑と各城との秘話逸話も読み応え十分。また、それぞれの城の攻防戦や縄張り(城の設計構想)などの情報も、イラストや写真を交えて臨場感豊かにわかりやすく解説。読めば必ず現地を訪れたくなる、もう一度行きたくなること請け合いの城郭ガイドの決定版!
目次
序章 城の基本知識
第1章 東京都
第2章 神奈川県
第3章 埼玉県
第4章 千葉県
第5章 群馬県
第6章 栃木県
第7章 茨城県
第8章 山梨県
第9章 長野県
第10章 静岡県
著者等紹介
伊東潤[イトウジュン]
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で「第一回本屋が選ぶ時代小説大賞」を、『国を蹴った男』(講談社)で「第三十四回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』(光文社)で「第四回山田風太郎賞」と「第一回高校生直木賞」を、『峠越え』(講談社)で「第二十回中山義秀文学賞」を、『義烈千秋 天狗党西へ』(新潮社)で「第二回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鮫島英一
8
この作品を手に取る上で、注意することがある。それは作者が伊東 潤先生だという点だ。伊東先生は関東贔屓、北条贔屓ともいうくらい関東を主題にした作品が多い方。関東の城ばかり記されているのも道理なのだが、このことを知らないで書籍を手に取ると「なんだこれは。 西国はどうした?」とか見当違いの感想を抱いてしまう。あまりスポットの当たらない土の城を一つひとつ説明してくれるので、僕は評価するけど、このことは事前に知っておいてほしいな。2021/11/20
マシンガン
3
城探索の好きなコアなファンに向けた、謂わば作者からのブレゼント本。本書は特に関東近県の城を取り上げていて、ハンドブック代わりに持ち歩くのに最適。あ、作者のアドバイス通り、探訪先に合わせて必要箇所のみコピーを取らせて戴くのも、大目に見てもらえる…のかな。2021/09/10
竜玄葉潤
2
実質再読だけど、新書版での追加もあるので、読みました。2023/05/17
とり
1
千田嘉博著「城郭考古学の冒険」の後に続けて読んでみた。こちらは、関東甲信越を中心に個別の城に焦点を当てて紹介している。2023/06/17
mikoto_oji
0
期待して手に取ったのですが、読みにくく残念でした。説明書的な文体がだらだらと続いて、絵のない図鑑のようでとてもわかりにくかったです。作家が書いてるからいきいきとした描写を期待していただけにとても残念な一冊でした。2022/03/19
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