内容説明
著者は医師としてこれまで三千人以上の最期に立ち会ってきた。人がターミナルステージ(末期)に至ると、数々の摩訶不思議な現象が生じるという。「なぜ臨終間際、病気が治ったと思うほど一時的に元気になるのか」「なぜ自分の死期を悟ることができるのか」「なぜ患者の容体が急変すると、病院近くにカラスが集まるのか」「なぜ会ったこともない曽祖父など先祖の病的特徴が患者に現れるのか」五十年以上に及ぶ臨床の知見をもとに、知られざる臨終間際の世界、そして本当に幸せな“看取り”とは何かを追求した渾身の一冊。
目次
第1章 前触れの不思議―人はなぜ自分の最期を悟るのか
第2章 死に場所の不思議―人はなぜ畳の上で死にたがるのか
第3章 眠りと死の不思議―人はなぜ臨終間際でも意識を持つのか
第4章 看取りの不思議―なぜ最期まで家族の呼びかけが必要なのか
第5章 死相の不思議―臨終が近づくとなぜ顔に現れるのか
第6章 三途の川の不思議―なぜ幸せな臨終と不幸な臨終の差が付くのか
第7章 供養の不思議―なぜ初七日や四十九日が必要なのか
著者等紹介
志賀貢[シガミツグ]
1935年生まれ、北海道出身。医学博士、作家。昭和大学医学部大学院博士課程修了後、内科医として約50年にわたり診療を行い、現在も現役医師として日々患者に接している。その傍ら文筆活動においても『医者のないしょ話』をはじめとする小説やエッセイ等、著書多数。また、美空ひばり「美幌峠」「恋港」の作詞も手掛け、北海道の屈斜路湖畔を望む美幌峠には歌碑が建立されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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