内容説明
連日のように耳にする殺人事件。当然ながら犯人には家族がいる。本人は逮捕されれば塀の中だが、犯罪者の家族はそうではない。ネットで名前や住所がさらされ、マンションや会社から追い出されるなど、人生は180度変わる。また犯罪者は「どこにでもいそうな、いい人(子)」であることも少なくない。厳しくしつけた子どもが人を殺したり、おしどり夫婦の夫が性犯罪を犯すことも。突然地獄に突き落とされた家族は、その後どのような人生を送るのか?日本で初めて加害者家族支援のNPO法人を立ち上げた著者が、その実態を赤裸々に語る。
目次
第1章 家族がある日突然、犯罪者になる
第2章 加害者家族はこうして苦しむ
第3章 疑われるのは、まず家族
第4章 報道されれば、家族は地獄
第5章 事件にひそむ家族病理
第6章 家族の罪を背負って生きる人たち
第7章 家族への制裁は犯罪抑止になるか
第8章 加害者家族の支援はこうして始まった
第9章 加害者家族を支援するということ
第10章 犯罪者にしないために家族ができること
著者等紹介
阿部恭子[アベキョウコ]
NPO法人World Open Heart理事長。東北大学大学院法学研究科博士課程前期修了(法学修士)。2008年大学院在籍中に、社会的差別と自殺の調査・研究を目的とした任意団体World Open Heartを設立。宮城県仙台市を拠点として、全国で初めて犯罪加害者家族を対象とした各種相談業務や同行などの直接的支援と啓発活動を開始、全国の加害者家族からの相談に対応している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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