幻冬舎新書<br> 都立中高一貫校10校の真実―白鴎/両国/小石川/桜修館/武蔵/立川国際/富士/大泉/南多摩/三鷹/区立九段

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幻冬舎新書
都立中高一貫校10校の真実―白鴎/両国/小石川/桜修館/武蔵/立川国際/富士/大泉/南多摩/三鷹/区立九段

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344983250
  • NDC分類 376.3
  • Cコード C0295

内容説明

2005年から始まった都立中高一貫校が人気の的だ。全10校の平均受検倍率は約7倍。そのメリットは、6年間の中で先取り学習が可能なため、後期課程を大学受験の準備に充てられること。しかも同じ中高一貫でも私立は最低500万円もの学費がかかるのに、都立は授業料もすべてタダ。私立と都立の“いいとこ取り”をしたのが、都立の一貫校なのだ。しかし高倍率にもかかわらず、入学時に「学力試験」がないという矛盾もある。実はこのシステムは「ゆとり教育」の副産物なのだ。本当に都立の中高一貫校は「お得」なのか。今春まで現場の歴史教師だった著者が、徹底検証する。

目次

第1章 都立中高一貫校の構想(世にも奇妙な「学校群制度」;都立高校の凋落 ほか)
第2章 都立中高一貫校の誕生(はじめての中高一貫校・白鴎高校;努力万能主義という幻想 ほか)
第3章 10校の都立中高一貫校と九段中等教育学校(東京都初の中等教育学校の誕生―小石川中等教育学校;小石川高校が計画した「日本一周洋上研修」 ほか)
第4章 都立中高一貫校の現実とその矛盾(なぜ学力検査をしてはならないのか;「特色ある検査方法の具体例」 ほか)

著者等紹介

河合敦[カワイアツシ]
1965年、東京都生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。89年、日本史の教諭として東京都に採用され、2004年より都立白鴎高等学校・附属中学校に着任。教壇に立つ傍ら、歴史作家・歴史研究家として、数多くの著作を刊行。テレビ出演も多数。13年、東京都を退職。現在、早稲田大学教育学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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future4227

17
真実というほどの驚きネタはないけれど、世間で思われてるほどいいことづくめじゃないよっていう警告にはなると思う。メリットとデメリットの両方を理解した上で学校選択することが大切だが、外からではなかなかデメリットが見えない。その点、白鴎中高で一貫になる前後9年間の指導経験を持つ著者は、問題点も正直に述べているので、実情がとても分かりやすい。本題とは関係ない「あとがきにかえて」のエピソードが一番胸を打たれた。教育の本質がそこにある気がする。塾教師必読の書である。2016/02/25

太田青磁

17
54%の都民が教養教育を願う・努力万能主義は大きな誤り・白鷗は地元とのつながりの深い高校・学力検査は各教科の問題を出題することはできない。小学校の学習指導要領から逸脱した出題であってもならない・反復や訓練次第で高得点がマークできるので私立中学の入試と変わらない・難関校に下位層として入学すると6年間放置される・1期生の上位層は厚くない・中入生のトップ層と下位層の学力差は極めて大きい、さらに併設型の場合高入生が加わる・中高一貫校は忙しい上に中学生に教えなくてはならないという理由で力量のある高校教員に敬遠される2014/01/05

たつ

9
問題提起にはなっていると思う。しかし金八先生に憧れ、養護学校や定時制で揉まれた高校教師の本ではない!くたびれている。初の中高一貫校で奮闘した本かと思いきや内部告発的内容であり、その中核にいたあなたはいったいそこで何をした?関係者諸氏の努力に対し。評論家ではなかったはず。とっとと辞めてくれてありがとう。若い先生方が都立改革の波の中で新たな力を発揮することを願う。2014/06/06

いくら

9
特に目新しい情報はなし。費用対効果は抜群ってことは頷ける。2013/12/05

nagata

6
ああ、あの社会科の先生、と思いきや、確かに自身の職場についての本もあるだろうな、と思いつつ読了。公立中高一貫設立の経緯はいろいろあるだろうが、1つの視点からの見え方を披露してもらえたのは参考になる。ゆとり教育を間に挟んでの流れ、というよりは、もっと大きな教育システムの転換点における学校の在り方の一例なのだろうし、この点は公私立ともに違いはない。ただ、同じサービス業とはいえ民間と公務員とではこれほど労働環境の違いがあるというのは新しい気づき。実際に勤務してみての恨み節だけでは「真実」にはやや物足りないか。2023/04/06

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