幻冬舎新書<br> 放射能は取り除ける―本当に役立つ除染の科学

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幻冬舎新書
放射能は取り除ける―本当に役立つ除染の科学

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344983106
  • NDC分類 539.68
  • Cコード C0295

内容説明

福島原発事故による放射能汚染で、今も16万人が避難生活を続けている。除染活動については、「お金がかかるだけで効果がない」と悲観的な意見が少なくない。たしかに今回の事故では、史上かつてない膨大な量の放射性物質が放出された。しかし最新の科学的知見、現場でのノウハウの蓄積、そして日本の環境技術をもってすれば、美しい国土を取り戻すことは不可能ではない。森・水・土をいかに除染し、生活を再建するか。怒りの国会演説で多くの日本人の心を揺さぶった著者が、ふたたび渾身の提言。

目次

序章 環境問題としての原発事故
第1章 放射能汚染はどう広がったか
第2章 放射線はなぜ危険か
第3章 放射性セシウムは人体にどう蓄積するか
第4章 本当に効果のある除染とは
第5章 土をきれいにする
第6章 水をきれいにする
第7章 放射性ゴミを保管する
終章 森・水・土を取り戻す

著者等紹介

児玉龍彦[コダマタツヒコ]
1953年、東京都生まれ。77年、東京大学医学部卒業。東京大学医学部助手、マサチューセッツ工科大学研究員などを経て、東京大学先端科学技術研究センターシステム生物医学教授。2011年4月より東京大学アイソトープ総合センター長を併任。11年3月11日の震災直後から、南相馬市を中心に福島の除染活動に携わる。7月27日の衆議院厚生労働委員会での参考人演説が、ユーチューブで一〇〇万回以上再生されるなど、大きな反響を呼び、英科学誌「ネイチャー」で「科学に影響を与えた今年の10人」に選ばれた。現在も、南相馬市除染推進委員長として、現地での除染活動にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

16
感想を書かずに手放すことにしました✨2019/09/03

Humbaba

6
健康は多くの人にとってかけがえのないものである。しかし、それに影響を与える要素は複数あるため、何がどれだけ問題になるかを完全に解明することは難しい。危険かもしれないとストレスを感じることそれ自体に健康を害する要素となるので、人によっても影響が変わってくる部分もある。2017/02/15

Humbaba

3
正しい判断を下すためには、まず正しい情報を得ることが必要である。個人で情報を集めようと思っても、できることには限界がある。個人でまかない切れない部分は、国が情報を提供する。それらの関係がうまく回れば、例え厳しい状態であっても幸福への道は開かれるだろう。2013/11/14

ニョンブーチョッパー

2
2013/11/16

那由田 忠

2
児玉さんの除染への意気込みやポリシーが分かった。いろいろなところに書いたものの寄せ集めなのか、重なる部分が多いのが気になったけれど。  セシウム137は①森林に溜まっている。30-50年かけてバイオマス発電に利用(丸ごと燃やすわけ)、森から流れ出た泥が②ダムの底に沈殿。水はきれいなので時々浚渫する。③最重要が内部被曝を防ぐこと、400倍の速さの検出器で全食品の安全管理をしている。④除染したものは千度で燃やして200度で瞬間冷却しセシウムをフィルターで除去。と具体的な除染方法提示。政府がやるかどうかの問題。2013/09/05

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