内容説明
突然息が苦しくなる「過呼吸」は、「パニック発作」と呼ばれる症状の1つ。一度や二度なら心配ないが、発作が続く、発作が不安で電車に乗れないなど、日常生活に支障が生じたら、それは「パニック障害」かもしれない。50人に1人の割合で誰でもかかる可能性がある「パニック障害」。発作や、発作への恐怖は辛いので、つい薬に頼る人が多いが、実はパニック障害は、薬なしのほうが早く確実に治る。発作への対処法、不安のコントロール法を専門医がアドバイス。
目次
第1章 「パニック障害」と「過呼吸」(「パニック発作」とはどんなものか?;「パニック状態」とはどこが違うか? ほか)
第2章 すぐ治る人、なかなか治らない人(前向きに病気を克服したKさん;なかなか治らないBさん)
第3章 薬を使わず「パニック障害」を治す(子ども会の行事で発症したYさん;命には別状ないことを知る―第1回受診 ほか)
第4章 自分を見つめなおすチャンスとして(治療の途中で挫折してしまう理由;停滞しても後戻りすることは決してない ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
17
パニック障害は生活に支障がでるほどの過剰な不安を感じることである。最近は不安障害グループの中から強迫とPTSDが抜け出たのでこの疾患にも再び注目が集まってるのか?中川家のおにいちゃんや長嶋一茂さん。堂本剛あたりが告白している。AKB48の松井さんも囁かれている。興味があれば読んでみては?2018/07/16
雨巫女。@新潮部
12
《私‐図書館》パニックになって過呼吸になったばかりで、原因と対策のために読む。2012/10/06
きなこ
7
過呼吸がパニック障害の症状の1つとは知らなかった。紙袋をかぶせるのはもう古い。認知行動療法で認知の歪みを正していく手法が用いられるらしい。呼吸法とリラクゼーションの方法が具体的に書かれているので、自分で治したい人や身近にいる人には役に立つのでは。2018/01/11
リトル
5
★★★★2014/09/13
ジュリ
4
パニック障害が具体的にどのような症状なのか知らなかったけれど、わかりやすく解説されていて理解できた。薬に頼らなくてもリラクゼーションや呼吸法で治すことができる。2016/10/20