幻冬舎新書<br> なぜ日本人は世界の中で死刑を是とするのか―変わりゆく死刑基準と国民感情

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幻冬舎新書
なぜ日本人は世界の中で死刑を是とするのか―変わりゆく死刑基準と国民感情

  • 森 炎【著】
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  • 幻冬舎(2011/05発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344982185
  • NDC分類 326.41
  • Cコード C0295

内容説明

EUは廃止、米国でも一五州で廃止された死刑制度を未だ適用するわが国で昨今、死刑基準に変化が生じている。そもそも死刑基準と言えば、一九八三年に最高裁が永山事件で示した「被害者の数」「犯罪の性質」「犯人の年齢」などが指針とされてきたが、近年では少年犯、一人殺害でも死刑になる可能性が高まっている。国民の誰もが死刑裁判に立ち会う可能性がある今、妥当な死刑判決はあり得るのか。戦後の主立った「死刑判決」事件を振り返りながら、時代によって大きく変わる死刑基準について考察する。

目次

第1章 日本の死刑判決(終戦直後から戦後復興期―頻発する凶悪事件と死刑冤罪―第一期の死刑概観;高度経済成長期―高度成長のひずみと死刑事件―第二期の死刑概観 ほか)
第2章 死刑判決の基準(被害者の数―なぜ殺された者の数が重要か;少年の場合の基準 ほか)
第3章 死刑判決の観点(死刑の基準の裏にある二つの基本的観点とは;「抜きがたい犯罪傾向」という観点 ほか)
第4章 死刑判決と正義(死刑に終身刑を超える必要性はあるか;「安全な社会のために」は、死刑判決の理由になるか ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

31
戦後の犯罪史的要素を含んでいますが、ざっと読むだけでも寒気がするというか、よくも同じ人間がこんな残忍なことできるよな、と感じました。「犯罪者も矯正教育で更生させて…」、という議論はあるのでしょうが、こんな非人道的で残忍なことをしでかす人間が、刑務所に入ることで更生すると考えるのは妄想だとしか思えませんし、どう考えても納得できないです。死刑にしたから納得できるわけではないですが、別の被害者を出さないためにも、死刑にするのは妥当だと思う事件が多いと思うのは私だけでしょうか?2016/03/26

がんもどき

8
京アニ放火事件を受けて借りた図書館本。秋葉原通り魔事件の刑が確定する前に書かれた本らしい。著者は死刑反対の立場らしいが、秋葉原の事件の結末や今回の京アニの事件の被害者感情と影響を見るに、京アニ事件の死刑回避はとても難しいだろうなと感じる。ただ、地裁、高裁、最高裁と上告していくだろうし、最終的に刑が確定するまでに20~25年くらいかかりそうにも思う。結局は犯人の生きることへの執着心次第か。2023/09/08

Kentaro

5
高度成長期から安定期にはいる頃には、一人殺害では死刑判決が出なくなります。冤罪事件なども取り上げられた影響もあるかもしれません。 それが、オウム事件を契機にまた、死刑への傾斜が強まり、光市母子殺害事件で、少年に対しても厳罰が与えられるようになります。非常に共感できます。DNA検査の発達により、犯人の誤認逮捕が減ると判断できる一方で、検体に故意にDNAを付着させる完全冤罪のリスクもあるのは確かです。 著者はどちらかといえば死刑廃止派ですが、私は心情的に極悪犯罪人を死刑にしないという判断は出来ないと考えます。2018/04/06

Hiroshi

3
元裁判官であった弁護士が、裁判員裁判が始まるに当たり死刑判決の基準が変わったことから、今までの死刑判決の基準を確認し、新たな基準を見て、死刑制度のあり方を探る本。戦後からオウム事件までの死刑の事案を見て、最近の死刑の基準を探る。永山基準が有名だが、現在の日本の死刑適用の基準は、「殺された者の数」と「犯情」だという。基準は、裁く側の恣意を防止し、裁かれる側の公平性の確保の為必要だ。この犯情とは、①犯行の計画性・残虐性等の客観的なもの、②金銭目的・身勝手等の主観的なもの、両者をどれだけ備えたかにより決まる。2016/12/23

孤独な読書人

3
タイトルと内容が合ってない本。またこの著者は死刑停止論者である。死刑停止論という考え方は面白い考え方だと思った。2012/01/16

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