内容説明
低炭素社会とは、地球温暖化の主原因である大気中のCO2(二酸化炭素)を減らした社会のこと。鳩山首相は国連気候変動サミットで、CO2の1990年比25%削減を宣言した。経済界からは「不可能だ」という批判が上がったが、日本の技術力をもってすれば難しくない。25%削減は、日本が国際社会のリーダーとなる、またとない切り札なのだ。そのためにはどの産業を強化すべきか?生活スタイルをどう変えるか?環境技術の第一人者が明快に解き明かす、これから10年の戦略。
目次
第1章 「温室効果ガス25%削減」で新しい日本へ(日本が初めて発した「先進国宣言」;地球は巨大な環境浄化プラント ほか)
第2章 そもそもエネルギーって何だろう(正しい知識を持つことから始めよう;エネルギーとは「物体が仕事をする能力」 ほか)
第3章 エネルギー消費量の正しい減らし方(どこでどのくらい減らしていくか;高断熱住宅はいいことずくめ ほか)
第4章 町づくりで低炭素社会を実現(みんなアメリカの豊かさに憧れていた;大人は新しい幸せの形を示すべき ほか)
第5章 人類の知を構造化する(目指すは「課題解決先進国」;固い地層での植林を成功させた、あるアイディア ほか)
著者等紹介
小宮山宏[コミヤマヒロシ]
1944年栃木県生まれ。東京大学工学部化学工学科卒業。同大学大学院工学系研究科化学工学専攻博士課程修了。工学博士。東京大学教授、同大学大学院工学系研究科長・工学部長、同大学副学長を経て、2005年4月、同大学第二八代総長に就任。「東京大学アクションプラン」を発表して改革を推進する。09年4月より三菱総合研究所理事長、東京大学総長室顧問。02年には「小宮山エコハウス」を完成し、私生活でもCO2削減を実践する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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