幻冬舎新書
低炭素社会

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  • サイズ 新書判/ページ数 196p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344981652
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C0295

内容説明

低炭素社会とは、地球温暖化の主原因である大気中のCO2(二酸化炭素)を減らした社会のこと。鳩山首相は国連気候変動サミットで、CO2の1990年比25%削減を宣言した。経済界からは「不可能だ」という批判が上がったが、日本の技術力をもってすれば難しくない。25%削減は、日本が国際社会のリーダーとなる、またとない切り札なのだ。そのためにはどの産業を強化すべきか?生活スタイルをどう変えるか?環境技術の第一人者が明快に解き明かす、これから10年の戦略。

目次

第1章 「温室効果ガス25%削減」で新しい日本へ(日本が初めて発した「先進国宣言」;地球は巨大な環境浄化プラント ほか)
第2章 そもそもエネルギーって何だろう(正しい知識を持つことから始めよう;エネルギーとは「物体が仕事をする能力」 ほか)
第3章 エネルギー消費量の正しい減らし方(どこでどのくらい減らしていくか;高断熱住宅はいいことずくめ ほか)
第4章 町づくりで低炭素社会を実現(みんなアメリカの豊かさに憧れていた;大人は新しい幸せの形を示すべき ほか)
第5章 人類の知を構造化する(目指すは「課題解決先進国」;固い地層での植林を成功させた、あるアイディア ほか)

著者等紹介

小宮山宏[コミヤマヒロシ]
1944年栃木県生まれ。東京大学工学部化学工学科卒業。同大学大学院工学系研究科化学工学専攻博士課程修了。工学博士。東京大学教授、同大学大学院工学系研究科長・工学部長、同大学副学長を経て、2005年4月、同大学第二八代総長に就任。「東京大学アクションプラン」を発表して改革を推進する。09年4月より三菱総合研究所理事長、東京大学総長室顧問。02年には「小宮山エコハウス」を完成し、私生活でもCO2削減を実践する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くものすけ

10
日本鉱工業での省エネ化は欧米を凌ぐ程度まで技術レベルがアップしているという話、日本は中国他まだ技術的に環境関連技術で送れている地域への技術支援で低炭素社会実現に向け貢献する必要がありそう。なお、著者は原子力発電の将来的可能性を高く評価しています。(この点、燃料廃棄物処理のめどが立っていない段階での見切り発車に同意しかねる)一方産業界ではなく一般家庭でのエネルギー消費及び小江中の余地が非常に大きい事を再認識。断熱・省エネ暖房、太陽光発電の普及は最大の急務であると…2025/01/23

Shinya

3
2009年の鳩山首相(当時)の温暖化対策に関する宣言から地球温暖化の深刻さ。そもそもエネルギーとは何か。私たちのエネルギー消費を「エネルギー変換」「ものづくり」「日々の暮らし」の3つに分類、日々の暮らしで消費される分を削減しようと筆者の提案。データによる説明は理解しやすい。2017/03/20

コパン

1
温暖化防止のために行うべきことがデータとともに示してあってわかりやすい。 地震の前に書かれた本なので、原発を推奨している。2015/01/13

Yoshi

1
「家庭でのエネルギー消費の割合の中で大きいのが、お湯づくりと冷暖房と照明です。」「エコ家電やエコカーに買い換えると、電力やガソリンの削減効果により、6年か7年くらいで、だいたいお金を取り戻せます。」など家庭における環境投資の有用性が分かりやすく記載されており、参考になった。CO2削減の必要性を考慮すると、少しでも早く我が家でも取り組みたいと思えた一冊だった。2012/01/15

しまちゃん

1
温室効果ガス25%削減は不可能ではなく、実現可能であることを数々の根拠を元に分かりやすく説明されています。物事は一方向から考えるのではなく、あらゆる方向から考えることが大事であると考えさせられました。2010/09/05

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