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幻冬舎新書
知識無用の芸術鑑賞

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  • サイズ 新書判/ページ数 194p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344980433
  • NDC分類 707.9
  • Cコード C0295

内容説明

「芸術がわからない」というのは大きな間違いです。芸術の見方に正解はありません。美術館や展覧会に足を運び、作品に触れて感じて考えれば、印象派と後期印象派の違いがわからなくても「芸術がわかる」ようになります。ピカソのゲルニカからデュシャンの泉まで、仏像から彫刻まで、狩野派の襖絵から街中のオブジェまで、古今東西58作品58通りの芸術鑑賞の方法を提示します。教科書が教えてくれない「アート」入門書。

目次

水差しと果物鉢(パブロ・ピカソ)
睡蓮(クロード・モネ)
幻想的風景―暁、英雄的昼、夕暮(サルバドール・ダリ)
ルーアン大聖堂V(ロイ・リキテンスタイン)
ビデオ・フィッシュ(ナムジュン・パイク)
地獄の門(オーギュスト・ロダン)
無題(ドナルド・ジャッド)
太陽の塔(岡本太郎)
東京ラッキーホール(荒木経惟)
コンポジション(ピエト・モンドリアン)〔ほか〕

著者等紹介

川崎昌平[カワサキショウヘイ]
1981年、埼玉県生まれ。2006年、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了。「Artists By Artists Cafe」「Reading Room」「横浜 Eizone」といった展覧会に映像作品を出展。NHK教育番組「うごく絵じてん」に制作参加するなど幅広い表現活動に携わる。美術手帖(2006年7月号)で「日本の新世代アーティスト108人」に選ばれる。今後の活躍に期待が寄せられる気鋭のアーティスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sibafu

1
一作品2-4ページ程の解説あるいは芸術の見かたが書かれている。文章が短い分、様々な芸術作品が扱われているので幅広く知ることができる。作品の解説らしくはしないように書かれていて、あくまでも著者の受けた印象による一つの見かた、が紹介されている。芸術の見かたに正解はないだろうから、その判断は良いとおもう。それでも、結論として「現代の○○に対して警鐘を鳴らしている」みたいなものが多すぎてワンパターンだなぁ、と思ってしまう。芸術なんて指摘するだけで結局のところ何も行動を起こせないのでは?と疑問を抱く。2013/12/24

chisa

1
取り上げられている作品についての解説的な図版が一切ないので、人によって好みが分かれる一冊だと思うが、個人的には著者の哲学的見解が垣間見える巻末の用語解説が興味深く読めた。2013/05/19

Orochidou

1
絵画からビデオ、彫刻まで著者独自の視点、とりわけ「あえて」知識を排除したうえで批評していて、「知識がなくても芸術は愉しめる」ということを表明してる。あとがきで「“文化の格差”は文化のほうがわからない人間を排除しようとしている」と言っていて絵描きとしては些少ながら非常に共感しました。2012/03/23

at

1
古今東西の芸術作品についての批評。基本的に著者の「こう思った」、「こう感じた」というその作品の成立過程などの背景知識を抜きにした批評になっている。豊富な背景知識をもとに映画作品を論じた町山智浩さんの『映画の見方がわかる本』とは対象的だ。著者の独りよがりとも取れる批評であるが、それが嫌味にならないのは「私はこう考えました。あなたはどうですか?」と読者に思考を求めている点。安易な理解に陥らずに作品と向き合い「私はこう考えました。」個々人の語りが増えることが著者の言う文化的格差を埋めることに繋がるのだと思う。2011/09/27

Motonari

0
三年ぶりぐらいの投稿です!本書はダリ、モネといった印象派やシュールレアリズムから始まりイブクライイン、ロバートライマン、マークロスコのパリパリの現代アートのミニマル系から村上隆のようなサブカル系までしっかり抑えていてアートの近現代のながれがかなり把握できます!この本一つもビジュアルが無いんですが、今はスマホがあるのですぐに画像はでてきます!本の読み方もかわってきますね!2017/06/06

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