内容説明
薬の副作用、再発の不安…社会復帰を阻む原因は「誤った治療法」。50年超、多くの患者と向き合ってきた精神科病院の院長が明かすこころの病気の処方箋。
目次
第1章 「こころの病」の再発率は60% 社会から隔絶される患者たち
第2章 誤診と安易な投薬治療が患者を再発スパイラルへ陥れる
第3章 適正な薬物療法と精神療法、臨床催眠療法でこころの病気は完治する
第4章 再発防止は薬に頼らず自分で行う 思考のクセをコントロールする方法
第5章 再発ゼロ―完全社会復帰を果たす「リワークプログラム」とは
第6章 「こころの病」を完治し、充実した生活を取り戻した人々の記録
著者等紹介
加藤鈴幸[カトウスズユキ]
医学博士。医療法人美衣会理事長。1938年愛知県豊田市生まれ。1957年愛知県立岡崎高校卒業後、大阪医科大学へ進学。卒業後名古屋大学病院にてインターン修了後、国立名古屋病院(現・名古屋医療センター)精神科でレジデントに。修了後、同病院精神科に1977年まで在籍。その後、1977年に医療法人美衣会衣ヶ原病院院長に就任。1991年医療法人美衣会衣ヶ原病院理事長兼院長に就任し現在にいたる。日本では珍しい臨床医の催眠療法士として、精神科治療に貢献している
加藤豊文[カトウトヨフミ]
医療法人美衣会副理事長。1976年愛知県豊田市生まれ。実家の精神科病院(衣ヶ原病院)で幼少期より患者さんと触れ合っていたため、おのずと精神科医への道を目指した。豊田西高校卒業。愛知医科大学卒業後、同大学精神神経科入局。その後、他の単科精神科病院も非常勤勤務し衣ヶ原病院へ勤務する。2012年より副院長(現職)。衣ヶ原病院とみよしメンタルクリニック(サテライトクリニック)にて診療を行っている。リワークプログラムにも力を入れており、復職を目指す患者さんのサポートに日々邁進している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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