出版社内容情報
アフリカにおいて零細鉱業は貧困層の重要な生計手段である。零細鉱業が社会にもたらす影響性を踏まえ、あるべき支援の方途を探る。
目次
1 研究の枠組みと意義(問題の所在;零細鉱業を取り巻く行政・社会構造―既往研究のレビューから)
2 タンザニア国ゲイタ県の零細鉱業(タンザニアの零細鉱業とその立場の変化;ゲイタ県の零細金鉱業―調査対象地における零細鉱業活動)
3 零細鉱業の経済・社会的紐帯(零細鉱業における経済的・社会的接続;零細鉱業者の多様性と経済的・社会的接続)
4 零細鉱業者の脱農業化と地域社会とのかかわり(脱農業化と農民の零細鉱業へのかかわり;脱農業化と社会変容 ほか)
5 零細鉱業への支援のあり方を考える(タンザニアの零細鉱業に対するタンザニア政府の対応;タンザニアの農村自治体を通じた零細鉱業支援の可能性 ほか)
結び
著者等紹介
藍澤淑雄[アイザワヨシオ]
1965年新潟県生まれ。拓殖大学国際学部教授。博士(国際協力学)。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。青年海外協力隊員、国際開発センター研究員・主任研究員、秋田大学国際資源学部・国際資源学研究科准教授、拓殖大学国際学部准教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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