内容説明
株やＦＸなど、他の投資に比べて安定した収益を得やすいと言われる不動産投資。しかし、パートナーとなるべき不動産会社や金融機関は自社の利益を優先し、オーナーに対してすべての情報を開示しないことも多い。不動産投資で痛い目に遭う前に知っておくべき業界の内情とリスク回避の方法を、自身も不動産業界に身を置く著者が紹介する。
目次
第１章 不動産投資はそんなに儲からない
第２章 銀行融資の不都合な真実
第３章 利回り・収支シミュレーションの不都合な真実
第４章 満室経営ノウハウ・賃貸仲介システムの不都合な真実
第５章 サブリース・管理サービスの不都合な真実
第６章 税金対策の不都合な真実
第７章 真実を自分の目で確かめ、高収益物件を手に入れる
著者等紹介
八木剛［ヤギツヨシ］
１９７８年生まれ。兵庫県尼崎市出身。経営コンサルティング会社、分譲マンション管理会社、賃貸マンションディベロッパー、賃貸マンション管理会社を経て、２０１５年に不動産投資育成株式会社を設立。同年、代表取締役に就任。５００人以上におよぶ個人投資家に対し、収益物件を活用した資産形成のサポートを行う。また、自身も収益物件を購入・管理しており、取り扱い総額は１００億円を超える（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroshi
4
分譲・賃貸マンション管理会社やマンション開発会社を経て不動産投資を育成する会社を設立し自らも不動産投資をしている著者が、不動産投資判断の基準について解説する本。学者ではないので体系的ではないが、参考になる話がある。区分マンション投資を考えている方にとっては、著者が一棟マンション投資もしているので、関係しないところも多い。◆インフレ・デフレの両方に対応できる守りの投資であり、ＦＸや株式と違い不動産賃貸業という事業という面があるのが不動産投資の特徴である。成功する秘訣は、良い物件・良い管理会社と出会うことだ。2017/12/20
chisa
1
暴露というほどでもないし普通の内容で「不都合な真実」という程でもない。常識的な内容だった。これから不動産投資を始める人で、空き家問題や住宅の供給方に注意を向けることなく始めるというのは考えにくいし、ある程度の警戒心やお勉強はどんなジャンルの投資にも必須。そこに考えが及ばないレベルの人なら、むしろ不動産投資なんてことは始めない方が良いと思う。2017/02/21
wadasnch
1
不動産投資について、常識的な注意点。タイトルに比して、さほどセンセーショナル、過激なことは書いていない。2016/02/19
ビリケン
0
当たり前だが銀行には銀行の弱さがあり下心がある。銀行マンに響くようにどのようにプレゼンをしてゆくをもっと考えるべきだと思った。他人の目線に立って考えろ。この言葉の偉大さよ。2021/05/28
