内容説明
金のある外国人の治療を専門とする日本人外科医、ドクター・ニシ。カンボジアで手術をこなし、麻薬と女に溺れる日々を送っていた。あるとき、クメール人のキイ・サパトから請け負った手術依頼から、独裁者ポル・ポトがいた森の、本当の姿を知ることとなる。拷問に次ぐ拷問、知識人虐殺、“教育”という名の圧政…謎に包まれたカンボジアの光と闇が、いま壮大なスケールで浮かびあがる。
著者等紹介
宮田隆[ミヤタタカシ]
1950年生まれ。医科系大学教授、病院長を勤め、その後、国際医療貢献活動のため大学を退職。1990年代初頭からカンボジアに入り、現在はカンボジア、ラオス、東ティモールなどで医療活動に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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