内容説明
「4期胃がん」だとわかったとき、著者は医師を辞めて患者になり切ると決めた。後悔しない生き方をするために知っておきたい病との向き合い方。「任せる医療」から「参加する医療」へ。患者に期待される役割とは?
目次
第1章 参加する医療とは何か(私の生い立ち;コンプライアンスとコンコーダンス;インフォームドコンセントとセカンドオピニオン;証拠に基づく医療(EBM)と物語に基づく医療(NBM)
チーム医療とパートナーシップ)
第2章 私的闘病体験から学ぶ(肺気腫発覚;胃がん発覚;パートナーシップの成立;胃がん治療の始まり;ゴールが見えたとき)
第3章 参加する医療を実現するために(どうやって主治医を選ぶのか;医療に参加する要点)
第4章 参加する医療は実現できたか(楽しむということ;私が参加した医療とは;防ぐことと備えることと)
著者等紹介
小林俊三[コバヤシシュンゾウ]
名古屋市立城西病院元院長。1940年、満州生まれ。1971年、名古屋市立大学大学院医学研究科修了。名古屋市立大学助教授、名古屋市立東市民病院副院長を経て、2003年、名古屋市立城西病院院長に就任。専門分野は乳腺内分泌外科で、乳がんなどの診療に携わる。第10回日本乳癌学会会長、名古屋市病院局スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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