決戦川中島

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344950382
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

31
川中島だけでなく信玄の一生が簡潔に書かれています。すごくわかりやすい文体であるため今まで信玄に興味がなかった人でも面白く読めるのではないかなあと思いました。2023/06/05

Ryuji

6
★★★★☆タイトルは「決戦川中島」ですが、武田信玄の初陣から上洛戦の無念の死まで(要は生涯ですね)を描いた小説。上杉謙信は「義」で戦ったのでは無くあくまで自国防衛のために戦ったと断じたリ、信玄・謙信を横綱とするなら信長は小結と言い切るなどなかなか面白い。上杉も北条も京を目指したなど時代考証に荒っぽさはあるものの、約200頁で信玄を簡潔にまとめた本だと思います。松本清張さんと歴史小説って全く結びつきませんでしたがなかなか良い本です。またこの本昭和29年に書かれたようですが、古くささも感じません。2013/06/24

田中峰和

5
武田信玄の幼少期から晩年、志半ば無念の死までが描かれる。父信虎は弟信繁を偏愛し、信玄が戦功をあげても諫めるばかり。前半生の山場となるべき、信玄による信虎の追放事件が割愛されているのが残念だ。他の資料によると信虎の悪行伝説は荒唐無稽でそのまま信じられない面があると指摘されているから清張も割愛したのかもしれない。そして中盤、最大のライバル上杉謙信との川中島の戦いに至る。人に頼まれると嫌と言えない義侠心篤い謙信は、敵に塩を送った逸話も紹介され、魅力的に描かれている。有能な信玄も謙信と寿命には勝てなかったのだ。2020/08/01

koiuk

2
資料に基づき、簡潔な文章で、武田信玄を描いてある良書である。よくある作家の妄想で作り上げる歴史ものフィクションではない。私には清張のこの作品のほうが好感が持てる。松本清張は歴史家になりたかったといっていたそうだ。歴史に絡む彼の作品をもっと読みたくなった。付け加えて、、本作品中、和暦年の後ろにカッコ付で西暦年が書いてるのは良心的でとてもよい!2022/11/27

shima

2
初の歴史小説は、信頼ある(?!)松本清張さんで♪今まで知らなかった歴史の世界が、人間味あふれて描かれていて楽しく読めました。 武田信玄ってすごい人だったんだなぁ~ 歴史ファンがいるのにうなずける、見事な一冊でした。2013/04/14

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