内容説明
医療崩壊を防ぐために―ローカルホスピタルには果たすべき使命がある。臓器別ではなく総合内科的な診断で行き場のない高齢患者を救う。最先端のリハビリテーション病棟の設置で在宅復帰率を上げる。在宅医療や緩和ケアで、地域住民を最期まで支える。リハビリ、在宅医療、緩和ケア…都市部と地方の医療格差が広がるなか、地方病院はどうあるべきか?北海道苫小牧市で35年、地域医療を担ってきた病院の理事長が明かす地方病院のあるべき姿とは。
目次
第1章 都市部と地方の医療格差は広がる一方 地方ではすでに医療崩壊が始まっている
第2章 医療崩壊を防ぐために―ローカルホスピタルの果たすべき使命とは
第3章 “ローカルホスピタルの使命1”臓器別ではなく総合内科的な診断を行い、“行き場のない患者”を救う
第4章 “ローカルホスピタルの使命2”病気になったあとのリハビリテーションを徹底し、住み慣れた地域での暮らしをサポートする
第5章 “ローカルホスピタルの使命3”退院したあとの在宅医療や緩和ケアで、地域の住民を最期まで支える
第6章 2040年のその先を見据えて―地域のニーズに応え続けることがローカルホスピタルの変わらぬ使命
著者等紹介
橋本洋一[ハシモトヨウイチ]
1952年2月27日、北海道上川郡剣淵町に生まれる。和寒町で小学生時代を送る。札幌医科大学卒業。北海道大学大学院修了。医学博士。平成元年、苫小牧市明野に苫小牧東病院を開設し、現在、理事長・院長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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