内容説明
品質が悪くて当たり前だった時代…リーズナブルで長持ちする革新的なタイヤ加硫機用バルブを開発し、ニッチの頂点を極める。コア技術の確立。品質の維持向上。徹底したユーザー第一主義。世界トップシェアの地位を築いたニッチメーカーの4代目が明かすものづくりの精神。
目次
第1章 1970年代、「品質が悪くて当たり前」の時代…小さな町工場が見出した商機
第2章 タイヤ製造の転換期に対応した技術革新 創業者がたった一人で生み出した「リーズナブルで壊れにくいバルブ」
第3章 初の海外展示会で認められた圧倒的な耐久性 “バルブ先進国”の欧米市場を開拓
第4章 主力製品の品質改良、製品ラインナップの拡大 世界トップシェアの座をつかみ、さらなる「攻め」の戦略を立てる
第5章 長時間残業、在庫不足…成長の裏側で浮き彫りになった経営リスク 世界トップの座を不動にするため断行した組織改革
第6章 時代に合わせたアップデートでニッチの頂点を極める 求められるのはサステナブルなものづくり
著者等紹介
市丸寛展[イチマルヒロノブ]
株式会社ROCKY‐ICHIMARU代表取締役社長。1970年生まれ。94年、東京工業大学・大学院を卒業。住友金属工業株式会社(当時)に入社。設備部で生産設備の改善や新設に携わった後、子会社の鹿島プラント工業株式会社(当時)で設計製造に従事。98年、父が創業した株式会社市丸技研(当時)に入社。2017年、4代目社長に就任。事業拡大、社内改革、理念経営の実現などに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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