内容説明
何気ないひと言で救われる人がたくさんいる。家族や友人に言えない悩みでも、医療者にだけ相談できることがある。その声を聞き、夢や希望を与えるためにどんなことばをかけられるか―。患者の不安に寄り添い、臆せず、気負わずに伝えることの大切さを説いたエッセイ。
目次
足音を立てずやってきた病い
月1回の通院と3人の秘密
大好きな先生のやさしいウソ
突然やってきた病いの兆候
大学病院での診察
初めての入院生活
病院という場所を知る
やさしさの詰まった手術と兄のやさしさ
結果説明と病院の粋なはからい
透析という治療と誕生日
同情の目で見られるということ
食事療法と母のやさしさ
運動制限と両親の苦悩
数十種類の薬を学校で飲むということ
修学旅行と大人たちの心遣い
氷が解けるとどうなる?
定期的な検査と焼き芋の味
腎臓が悪くなるということ
透析治療の開始と襲ってくる無力感
ことばが乱暴でも温かい看護師との出会い〔ほか〕
著者等紹介
田中順也[タナカジュンヤ]
臨床現場で慢性疾患看護専門看護師として働いている。2008年、大阪府立大学大学院看護学研究科博士前期課程を修了し、市立堺病院(現:堺市立総合医療センター)に入職した。2010年に日本看護協会が認定している上記資格を取得し、10年間、病院内を組織横断的に活動し糖尿病や腎臓病の看護外来を立ち上げた。現在は、人工透析室に所属している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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asato
1
タイトル通り、患者さんを病人にするのかヒトにするのかは、声のかけ方次第なのだと改めて実感した。患者さんは制限を守りたくても守れない状況にある。分かっているのにできない状況(環境)にあり、そのできないことを医療者が分かってあげないといけない。分かっているのに注意されると、それは本音を話してくれない原因となり、患者さんはますます心を閉ざしてしまう。 自分に置き換えて想像すると、その通りだと思う。 だからこそ、慢性疾患の患者の病態を悪化させないことへの関わり、特に生活習慣に関することの伝え方って難しい。2026/05/17




