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内容説明
このお話のような昔話は、素朴なことばや、簡潔な文章で語られるのがふつうです。それに、読者も幼い子どもたちですから、絵とことばが、たがいにおぎないあうことで、理解を深め自由によりゆたかなイメージをつくりあげていくことが可能になります。そればかりではありません。思いきったアップでかいた人の表情が、読者を話のうずの中にまきこみますし、ローアングル、ハイアングルでえがいた動きのある絵は、それ自体さまざまなことを、読者に語りかけています。この絵の動きが子どもたちを、物語の先へ先へとひっぱっていきます。あまり細かくえがきあげることをせず、瞬間的に子どもの目にとびこんでくるような絵だけに、読書入門期の子どもたちの“絵を読む”てはじめとしてよいでしょう。4・5・6歳向け。