内容説明
古代の伊勢は、複雑な歴史が積み重なった神々の土地であった。伊勢神宮には内玉垣に内接する「虎塚古墳型神影(逆向きの二つの正三角形)」と、外宮の瑞垣に内接する「ダビデの星」が存在している。これらの神影や星があること自体、伊勢神宮にはどこか恐ろしい歴史事象が多く隠されていることを暗示している。「神影」や「星」を内接させたのは誰か、それを企画し、指示したのは何者なのか。これらの謎を解き明かす。
目次
第1章 神々は伊勢を目指す(渡来人の移動経路;伊勢の地主神=猿田彦神;猿田彦神が伊勢に来るまでの経路;麻続王の流刑地;古風土記の逸文;「国譲り戦」のメンバーは紀州に集う)
第2章 神々は北を目指す(関東に進出する渡来人;再び猿田彦;猿田彦の伊勢渡来ルート;伊勢における猿田彦の実像;天皇家の事情;伊勢国風土記逸文、その他史料の再調査;猿田彦と大山祇は異名同神か;多氏同族の船木氏;奥州のユダヤ)
著者等紹介
石川雅晟[イシカワマサアキラ]
1945年、愛知県生まれ。1967年、同志社大学経済学部卒業後、蒲郡信用金庫に入社し支店長などを歴任。1993年、眼科医療機器総合メーカーの株式会社ニデックに入社、のち常務取締役。また、再生医療の株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリングの創業メンバーとして、社外取締役に就任。2010年、定年退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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