歯科医療後進国日本

土屋 嘉都彦【著】

幻冬舎メディアコンサルティング（2023/03発売）

• サイズ 46判／ページ数 180p／高さ 19cm
• 商品コード 9784344941786
• NDC分類 497
• Cコード C0047

内容説明

ここが変だよ、日本の歯科医療。「医療制度」「教育」「歯科経営」―。アメリカと日本の臨床現場を経験した著者が提言する日本の歯科医療の問題点と解決策。

目次

第１章　歯科治療に強い関心をもつアメリカ人　治療は医師に任せきりの日本人（虫歯になってから歯科クリニックへ駆け込む日本人、メンテナンスのために通う欧米人；アメリカの歯科治療を学ぶため留学を決意　ほか）
第２章　保険制度に隠された弊害　自費診療なくして、適切な歯科治療を行うことはできない（国民皆保険制度と歯科診療報酬；歯科医師の技術を安売りする日本　ほか）
第３章　表面的な教育制度と専門医制度　教育制度の改革なくして、日本の歯科医療の質の向上はあり得ない（虫歯を１本も治療しないで歯科医師になれる日本；アメリカでは学生が患者を治療、実践を通して学ぶ仕組みが確立　ほか）
第４章　求められる経営リテラシー　強固な経営基盤なくして、患者に最適な医療は提供できない（日米における歯科クリニックの収入や歯科医師の働き方の違い；歯科医師の仕事が正当に評価されない日本　ほか）
第５章　常識や制度に疑問を抱け　歯科医師一人ひとりが変われば、歯科医療の未来が変わる（今こそ医療保険制度を見直すべき；保険制度を変えることで社会保障費の抑制にもつながる　ほか）

著者等紹介

土屋嘉都彦［ツチヤカズヒコ］
土屋デンタルクリニック大分オフィス院長。１９７７年生まれ。２００２年福岡歯科大学卒業、歯科医師免許取得。２００８年にアメリカ・インディアナ大学補綴科大学院修了。同年に米国歯科補綴ボード認定専門医を取得。２０１１年に福岡歯科大学臨床教授（補綴科）に着任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[Iwata Kentaro]

本屋で衝動買い。歯科領域のことはよく知らないけど、本書で論じられている問題は医科と同じ構造問題。皆保険制度とアクセスの過剰なよさと診療報酬の非科学性が、、、

2023/04/21

[Noriko S]

日本の歯科医療について、アメリカと比較しながら、著者の思いを書いた本。まったくその通りだと思うのだが、最低限の歯科医療可能な日本は、無保険のアメリカと比べるとよいのではないか？中流層以上についての話と感じた。しかし、保険点数、医科と比べると安すぎる。心が痛い。

2023/11/13