内容説明
宇宙葬、アバター葬、ハイブリッド葬…etc.伝統を疑えば新たなサービスが見えてくる。伝統を変えることはタブーなのか?変化の少ない業界だからこそ、ビジネスチャンスは眠っている!予測が難しいVUCAの時代、企業が生き残るためにはスピード感をもって変化に対応していく必要がある―
目次
第1章 旧態依然―変化を避ける葬儀業界への違和感(24歳、人生の転機;地域に根ざした仕事をしてきた先代 ほか)
第2章 原点回帰―地域・顧客が求める葬儀の価値とは(伝統に固執した形式的過ぎる葬儀;遺族が葬儀に求めているもの ほか)
第3章 社内改革―荒んだ職場を是正し伝統を刷新するため、分業制の精鋭組織に変革(変化を好まない社内環境;ワンマンで引っ張る経営から組織化へ ほか)
第4章 不易流行―レガシーな業界こそ常識を疑えば新たなニーズが見えてくる(打ち手を緩めてはいけない;葬儀の前後で手伝えることを探す ほか)
第5章 共存共栄―地域、家族、異業種…手を取り合う経営が伝統をアップデートする(さらなる飛躍を目指す組織編成;社会全体に目が向くようになった ほか)
著者等紹介
川野晃裕[カワノアキヒロ]
1982年大分県生まれ。岩田高校、帝京大学卒業後、日新火災海上保険勤務を経て、大の葬祭へ入社。2010年、自らの申し出により27歳で3代目として代表取締役に就任。4人兄弟の長男であり、現在では兄弟全員がグループ経営に携わっている。2022年4月、葬祭事業の社長業は末の弟に引き継ぎ、自らは「より良いお別れ、より良いご供養」の場の提供をミッションとする「大の葬祭」、ライフイベントをサポートするFP事業会社「I’sファイナンシャルプランナーオフィス」、マネジメント機能を果たす投資会社「Heart net Holdings」、宇宙ベンチャー事業会社「INAMI space laboratory」を束ねる大の葬祭グループの代表に就任した。旧態依然とした葬儀業界に違和感を覚え、より良いお別れに向けたワンストップサービスイノベーションを決意。行政と連携して家族がもめないように生前からの仕組みづくりを普及する活動、葬儀関連事業におけるDXへの取り組みとしてアバターロボットを利用したオンライン会葬を取り入れた葬儀会館事業の開発、スペースポート大分を利用した宇宙葬の開発等多様なニーズに対応する供養事業などを手掛ける。2018年フォーブスジャパン「日本が誇る小さな大企業11選」に選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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