内容説明
3大療法と呼ばれる、外科・放射線・抗がん剤療法。その弱点を補完し、がんと上手に付き合うには、免疫力をはじめとした“治癒力”を高めることがカギとなる。根本治療法のない現代に、ひとつの道筋を示した一冊。「セルフケア」シリーズの集大成。
目次
第1章 病院とうまく付き合いながらがんと共存する方法(3大療法だけではがんは治らない;がんの根本治療は体内環境の改善 ほか)
第2章 がんのなりたちと3つの治癒力強化法(正常細胞ががん細胞に変化していく「多段階発がん」;発がんの第1段階「発現(イニシエーション)」 ほか)
第3章 ミトコンドリア強化法(がん細胞は「高ナトリウム・低カリウム」;Na‐Kポンプの働きを担うミトコンドリア ほか)
第4章 免疫力強化法(免疫を高めるスイッチは「腸」にある;免疫力を高める「腸活」のすすめ ほか)
第5章 遺伝子防衛力強化法(キリンの首はなぜ長いのか?;エピジェネティクスとがん抑制遺伝子 ほか)
著者等紹介
野本篤志[ノモトアツシ]
がん統合医療コーディネーター。薬学博士。薬剤師。一般社団法人日本がん患者サポート協会理事長。アール医療専門職大学講師。がん体験者とその家族の会(ラポールの会)代表。東京薬科大学、筑波大学大学院を卒業。藤沢薬品探索研究所主任、同医学調査部課長、アステラス製薬開発本部内分泌領域プロジェクトリーダーを歴任後、母の2度目のがんの体験を機に会社を退職し、NPO法人・一般社団法人やラポールの会を立ち上げ、「自分の健康は自分で守ろう!取り戻そう!」を合い言葉に、統合医療の普及や生活習慣病予防の啓発活動、がん患者やその家族へのサポート活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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